【日美の手帖】専門家視点ではダメだ。。
クリスマスイブです。
どんな日をお過ごしでしょうか。。
昨日私は妻と
カール・ラーションという画家の展示会を見てきました。
たまたまチケットをもらったから・・
というのが本当で、
メインの企画展よりも「常設展」を見たかったのです。
カール・ラーションという人は
1900年代始め頃まで活躍された人です。
ジャポニズムにも影響を受けたと公言する
好感もてる絵でした。
個人的に彼の「エッチング」の作品に心惹かれました。
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「カール・ラーション展」で感じた事
https://blog.goo.ne.jp/homeroom-goo/e/17954abf45a0b1bb886d2ccf5c834c25
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( ↓もうすこし詳しく書いてみます )
ただ全般的に、あまり盛り上がりませんでした。
原因のひとつは・・
自分が知っている人で作品に”強く”惹かれていた
というわけではなかったから。
もうひとつは・・
会場構成のわかりにくさ。
「展示をよりよく見せよう!」という意志が感じられなかったのです。
学芸員の人がやっているのだと思いますが
「見るという体験」に意識はないんだと思います。
年代順、テーマごとに、まとめるだけ。
解説もちゃんとあるんだけど、
「この位置なの?」って思ってしまいました。
展示の企画意図はあるとは思うんですが
ぜんぜん感じられない。
そうゆうのが「専門家視点」
見に来る「お客視点」を元に会場全体を設計するデザイナーが必要です。
ほんの少しの事で見に来た人の「感動」は何倍にも違ってしまいます。
**
同じ事が家づくりにも言えます。
私達も「専門家視点」になりがちです。
大切な事は、「暮らし」よくなる事、「日常」が楽しくなる事。
家の性能だとかデザインが目的ではないのです。
それは、住む人の気持ちや行動を「支えるもの」。
しかし 家の場合・・・
誰もが、「家」に住んでいます。暮らしの経験があります。
家づくりを考える時に、その経験が
「専門家視点」と同じになる可能性が高いです。
部分の事、細かい事ばかりに意識が行ってしまい
全体性を見る事ができない。。
たぶん、ご自分の仕事で考えれば
「専門家視点」ってわかってもらえると思います。
まあ、そんな話はともかく・・・
きょうはサンタクロースの仕事ぶりが評価されますね。
子供達は喜ぶか!?^^
よいクリスマスを!
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今日も読んでいただきまして
ありがとうございました。
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志田茂建築設計事務所
志田 茂
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