本当にいい家って何でしょう？『自分らしい暮し』を考える事『ちょうどいい家』を考える事で、見えてくるかもしれません。

こんにちは、志田です。

桜・・・　満開ですね。

＊＊

最近・・・
桜の木がたくさんある場所で
圧倒的な花の量を見て

　　いいな～

とは思うんです。

でも

　　満腹になってはみても
　　なんだかあまり美味しいとも思わない

というような感覚があります。

　　心底満たされてない

という感覚です。

++++

先日の昼間　雨風で大荒れだった日曜の事。。

雨も上った夕方、妻と散歩しました。

強風のために、つぼみが付いたままの桜の枝が落ちていたので
それを拾ってきて
黒い器にそれを生けてくれました。
（生けた・・・というほどではないですが。。）

それを見て・・・

　　あ～、これ桜の木だ！

と思ったんです。

桜の枝ですから桜の木ですけど
そうではなくて、
生けた桜の枝を見て、花咲く桜の木全体を感じました。

　　心の中で　すぅ～と広がるイメージ

そして

　　ちょっとした　高揚感　と　幸せ感　・・・

うまく言えなんですが　　

　　豊な感覚
　


なんだか　満たされたのです。


こうゆう感覚・・・　つまり

　　部分で全体を感じる意識

これは、

　　お花　　お茶　　書画　　器　　庭　　などの
　　
　　日本の美

なんだ、と　うなずきました。

＊＊

桜の話に戻ります。

人は、桜の名所などで大量の満開の桜をみて満足します。

桜の花が散り始めた時に見ると、その気分は違います。

それは、「　散る　」という儚さ（はかなさ）　に
満足とは違う感情が　動くからでしょうか？

それもあるとは思います。
でも、、もしかしたら　・・・
散る桜の花びらを見て人は、、、
一年の四季の移り変わりを一瞬にして感じてるのではないでしょうか？

　　だから　感情が動く

・・・

どうでしょう？
四季の移り変わりなんて見えるものではありません。
記憶が蘇るきっかけが、、、散る桜。。

四季が豊かな国だからこその豊な感覚

なんじゃないかと思います。


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目で見える事には満足します。

でも

目に見えない何かを感じた時

とても豊かな気持ちになります。
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同じ事が、建築　にも当てはまります。
同じ事が、家　というものにも当てはまります。


新築の時のきれいさに満足はするでしょう。
では、、、
５年、１０年先を想像してみてください。


　　満たされているでしょうか？

　　新しい感動があるでしょうか？

　　豊かでしょうか？

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『　きれいさ　』　は　必ずしも　『　美しさ　』　ではありません。

『　古さ　』　は　必ずしも　『　きたなさ　』　ではありません。

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