【日美の手帖】 非常識なカメラと写真の話
新しいカメラが仲間になりました。
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http://blog.goo.ne.jp/homeroom-goo/e/5cb3238674a462215ba4af972f7dd64d
フィルムカメラです。
1971年販売のものです。
「そんなもので撮れるの?」
と思うかもしれませんね。
一応できるというものを手にいれました。
(まだ試してませんが。。)
「なんでそんなものを?」
ネットで何かを見ていて、チラッ と目に入ったんです。
ほとんど一目ぼれ。
フィルムカメラなので、、、
フィルムで写真を撮る気もないので迷いましたが
どうしても気になってしょうがないので
取りよせました。
現物見て、触って、
いや~感動です。
小さいけど、重量感があって金属の質感があって
レバーで巻あげ
「 カッ 」って音してシャッターがきれます。
ただそれだけの動作をするだけで
その音を聞くだけで、
機械が動いてるって感じるだけで
幸せな気持ちになれます(笑)^^
私にとっては、それだけで
写真を取らなくても、カメラとして価値があります。
当分フィルムを入れて撮る気はないけど
そのうちにはやってみるかも。。
**
先日、うちの娘が
私のカメラをいじって写真を撮りました。
まったくカメラの事も写真の事もわかりません。
でも 「 楽しい 」って言ってました。
娘が撮った写真は全部 ピンボケ。
でも
それがなんだかいい感じなんです。
写真って
はっきりと写らないとダメ
と、誰もが思ってますよね。
現代のデジカメは、人の目を超えて
キッチリ しっかり写ります。
すごい!って思うんだけど、
なにか 「うっ」 と息が詰るような感覚も
たまにあります。苦しい意味で、です。
娘が撮ったピンぼけの写真は、
写真としてはダメなのかもしれない。
でもそこに写っている家族が
そこに居て動いてるような
そんな錯覚を感じるんです。
フィルムで写真を撮っていた時代
そんな写真は1本のフィルムで何枚かありました。
いや フィルムカメラには
「手ぶれ補正」なんてありませんから
一般の人が撮ったもののほとんどは
厳密にいえば ぶれてたり、ピンボケだったのです。
そのわずかな「ズレ」の中に、
きっと、その時の体験や時間や空気を
感じるものが入るのかもしれません。
写真は、ピントが合ってなくてもいいのかもしれない。
その時に感じた事
感情、音、におい、 など
そんなものが切り取られていれば
よい写真なんじゃないかと
思います。
**
非常識な話しだと思います。
でも、カメラにしても写真にしても
みんなが「そうゆうものだ」と思っている
「常識」に
ちょっと息苦しさや居心地悪い感じがあれば・・
「常識」とは違った考え方に
本当は自分にとっては「心地いいもの」
があるかもしれません。
そうゆう事がきっかけで
自分の「好き」がよくわかるようになるかもしれません。
暮しの事も
家の事も
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今日も読んでいただきまして
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ありがとうございました。
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感想いただけるとうれしいです。
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志田茂建築設計事務所
志田 茂
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