【日美の手帖】 家や暮しへの思い込みは誰もが持っている
少し時間が経ったのですが
リノベーション設計中のAさんご家族に
sato*sato（サトサト）
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▼１年後
http://s-coco.net/works/satosato/satosato_2014.html
▼完成時
http://s-coco.net/works/satosato/satosato_001.html
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に来ていただきました。
Aさんの家でも床に杉板を使ったり
壁を塗り壁や珪藻土クロスにする予定です。
家の大きさや間取りも違いますが
全体的な完成のイメージができたと思います。
sato*satoに来ていただくにあたり
ひとつ課題がありました。
それはキッチン。
sato*satoはシンプルな形の造作キッチンです。
Aさんの家では、システムキッチンを一応選んではいたのですが
奥様は、なんとなく”それで満足”な感じではありませんでした。
ご主人は、
「ちゃんとしまえるところがあったほうがいいでしょう？」
と、システムキッチンを勧められます。
奥様も
いまひとつ、”かたづけ”に不安を感じられてて
「そうかな。。」と
一応ご主人の言う事にうなずいてはいました。
でも、、それで決めてしまうには
心残りがあるように感じられたので
「sato*sato見て考えましょう」
と提案しました。
実際に見ていただくと・・・
むしろご主人のほうが
「これならいいんじゃない！」
というふうに言われ、、、、
めでたく（？）造作キッチンになりました。
「やっぱり見てみないとわからないところがありますよね」
とご主人。
＊＊
そのとおりではあります。
だって、一般的に ”家ってこうゆう感じ” って
ありますよね。
いわゆる、ハウスメーカーの家 が
基準というか ”常識”
じゃあ
sato*satoが”非常識”な家なのかというと
そんな事はなくて、
いたって”普通”な家です。
ただ、”常識的な家”とは、少し考え方が違うだけ。
例えばキッチンも、システムキッチンのように
しまって見えないより、”見えてすぐ使える”
事を大切にされています。
”常識”って、誰にとっても常識とは限りません。
また、ご夫婦同士で、
「あなたは、どうせ今と同じになるでしょ」
という見方。。
今までがそうだから、これからも同じだ
というのも、ひとつの思い込み。
それだって”常識的な家”の中での暮し方ですから
そこからはずれたら、”変わる” わけです。
＊＊
家や暮しは、誰もが経験者 ですから
なにか自分なりの基準を持っています。
「こうあるべき」「こうゆうものだ」・・・
でも、根本的な部分が変わったら
それは「 べき 」ではなくなってしまいます。
本当は自分とは合わない”常識”の中で
無理に合わせようとして歪んでる部分が
あるかもしれません。
行動も、、、心も、、、。
家を考える時、、、
その常識を、一度疑ってみてください。
ちょっとした事を変えるだけでも
ガラっと変わるかもしれないのです。
家に対しても家族に対しても
思い込みで決め付けず
「これどうなんだろうね？」って
考えてみてください。
・・・
そうゆう家づくりがメンドクサイ！ って言われるかも＾＾；
でも、
自分自身の本当の気持ちと向き合う事は
大切だと思います。
＊＊＊＊
Aさんから sato*sato訪問した後
感想をいただきました。
これから家づくりを・・・
または家のリフォームを
考えてる方には、
ちょっと考え方の参考になるんじゃないかと思います。
▼こちら
http://s-coco.net/column/c06_voice_01.html
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志田茂建築設計事務所
志田 茂
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