【日美の手帖】 ギャラリーみたいな家とは
あるイラストレーターの方の展示会を見に行った時
ギャラリーで ある事を思い出した話し
http://mail.os7.biz/bd/0iw2/762888
の続きです。
思い出した事とは
「ギャラリーみたいな家を作りたい」
という事。
文字通りの「ギャラリー」のように
白くて何もない空間
という事ではありません。
そうゆうイメージもあります。
絵や彫刻や器や花や・・・
そうゆうものを素敵に飾れる家
もいいと思います。
それも”ギャラリー”のひとつのイメージです。
では ギャラリーに要求されるものって
何でしょうか?
私はこう考えます。
そこに展示するものを惹き立てる。
事と
いろいろな展示に対応する。
事。
それを 家に当てはめると
「展示するもの」とは、飾る「絵」などではなくて・・・
そこに”住む人” であり
そこにある”暮し” の事です。
”住む人”が惹き立つ家
”暮し”が美しい家
がいいと思います。
「いろいろな展示に対応する」 とは
”住む人”や”暮し”は、いろいろと変化していくものです。
家族が増えたり、仕事の状況が変わったり
人生はその時々で変わっていくもの・・・
そうゆう変化に対応できる家
がいいと思います。
その二つの事
おおまかでつかみどころはないかもしれません。
ただ、共通するのは、どちらも
住む人の ”気持ち” や ”感情” によるものです。
ちゃんと、守ってあげられる
だまって、気持ちに寄りそってあげられる
何か、日々、発見や想像を刺激できるもの
ギャラリーのような家 とは
そんなイメージです。
そして、そのためには、
「家」自信が、対応できるだけの ”質” を持っている
事が必要だと考えます。
だからと言って
すべて 無垢の木 天然の石 塗り壁 etc・・・
などの 「本物」で作らなければいけない とは
考えていません。
ただ、表面の薄いもので作られた家と
本物で厚みのあるもので作られた家を比べた時
そこに発せられる何かは、、、確実に違います。
その何かを、、、人は 無意識でも感じます。
その何かは、、、人の気持ちや感情に通じるのです。
だから
一番 体(からだ)が触れる「床」を
本物の材料にする事が
必要なのです。
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先日行った 東京デザインウィーク
http://tokyodesignweek.jp/2016/tokyo/index.html
そこに建築模型を展示している区画があります。
結構多くの設計事務所が出展しています。
その中に、
2度目の新国立競技場のコンペの2つの候補のひとつ
「B案」の伊東豊雄事務所の模型がありました。
それを元に、国立競技場コンペを少し振り返ってみて
A案でもB案でもない、別の案を見つけ、
驚いてしまいました。
コンペに参加してない案なので選ばれる事は無かったのですが
それがよかったのでは・・・と思ってしまいました。
▼国立競技場コンペ伊藤案模型を見て思う
http://blog.goo.ne.jp/homeroom-goo/e/bd60e296a992068d9a897b1b54eaee28
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Renovation for Life and House
人と家とのよりよい関係を作ります
志田茂建築設計事務所
志田 茂
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