11/30 　ドラッグストアの統合関係｜定年退職後のチャレンジバックナンバー

11/30 　ドラッグストアの統合関係

2023年11月30日

○○○○さん

こんばんは、今日もそんなに寒くなかったですね、でも風が吹くと寒いですね。
皆さんは「風が吹けば桶屋が儲かる」って聞いたことありますよね。
この意味は誰しも知ってると思いますが、なぜ、風がふいて桶屋までいくのか、私はもう３０年も前の大人になってから知りました。ほんとに長い話になりますね。
知らない方はググってみてください。

さて、今日はドラッグストアの統合という話。
皆さんの家の近くにドラッグストアはいくつありますか？私の自宅周辺でも、マツキヨ、ココカラファイン、ウェルシア、コスモス、コクミン、キリン堂、スギ薬局と半径３ｋｍ以内に５軒以上あります。それだけ、ドラッグストアは多いのです、つまりオーバーストアです。人口に対して半径５ｋｍ以内に何世帯とか何人住人がいるとか、出店する際には商圏調査をしているものです。しかしながら、最近のドラッグストアはわざわざ近隣に競合店をだします。

このように屋号は違えど、本部機能は統合されています。たとえば、マツキヨとココカラファイン、ウェルシアとコクミンやイオン、です。
スギ薬局はジャパン、コスモスは単独、キリン堂も創業家が外資ファンドに買収させていまはファンドのもの。

そのキリン堂が、サンドラッグ（これは府中本部の関東もん）に統合されること、外資ファンドがサンドラに株を譲渡して実質の経営権を運用する、というニュースがありました。このように、ドラッグストアはかつてのＧＭＳ（ダイエー、ジャスコ、ニチイ、長崎屋のような名前がなくなったスーパー）のように統合されていくプロセスをたどっています。

あと５年もすれば、全国でグループが大きく３つくらいになると思います。
今はインバウンド需要が復活して活況なドラッグも、そうでないドラッグもかならずや統合せざるを得ない社会になると思います。なぜなら、ドラッグの競合はスーパーやコンビニですから。そんなに小売店いらないんですよ。

みなさんの方が、どこのドラッグの日用品が安くて、どこのスーパーが高くて、お菓子買うならドラッグで、野菜買うならどこのスーパーでとわかっていらしゃるでしょ。顧客が一番知っているんですよ。だから、同じような店舗や品揃えではもう差別化なんてできないんです。でも相変わらず、特売で客を釣って、店内で利益をだすような商売体制はもうあかんと思います。小売店もイノベーションしないとです。