2/18 集団語というもの・・・｜定年退職後のチャレンジバックナンバー

2/18 集団語というもの・・・

2024年02月18日

○○○○さん

こんばんは、もう春なのかと思うほどに穏やかな日でした。
今日は日曜日、スーパーで買い物をしている家族連れをみると、かつて週末に家族で買いだめをしていた頃を思い出します。とはいえ単身赴任が長かったので週末は一人で買いだめでしたが。。私のような生活をしていると曜日の感覚は薄れてきますが、いまは朝の目覚めと同時に何日、何曜日を唱えることをしています。

さて、みなさんは集団語というのをご存知ですか？特定のグループや専門分野で使われる言葉を指すそうです。例えば、証券用語、「寄り付き」「前場」「前引け」など、業界や株の売買経験のない人にはわかりませんよね。。でも証券会社やその関係者の間では日常的に使う言葉で、帰属集団の表示機能をもち業務上必須です。ほかには刑事ドラマで、ほし、しろくろ、マルヒ、ガサなど出てきますからよく知られています。

で、「集団語」の中にも「隠語」というものは注意が必要とあり、それは「秘密保持を目的とするもので人に聞かれては具合の悪いことを隠すために生まれた」とされています。

最近の不祥事があった自動車会社でも「英断」といって無理な開発スケジュールを経営が無理やり変更したり、某中古車販売会社では「納車テイ」といいて未納車を売上に計上したり、「まるめ処理」といって製品規格が適合していないものをデータ改ざんしたり、「チャレンジ」といって到底無理な売上予算を計上させ、利益を水増しさせたりというものですが、どこの会社でもこんなのがあるのかなぁ・・・

私が現役時代でも、当然「業界用語」はたくさんありましたが、それを無意識に使ってたし、それによって職場や取引先の仲間意識は育まれたとは思います。ただ「隠語」を使って何か不都合を隠したりした記憶はありません。それって反社会的集団（詐欺師や暴力団など）ではその性格上、多く使われることでしょうね。そこは罪の意識さえないほどに感覚がマヒしているから。

このように「隠語」で仲間意識が芽生えるのはいいけど、それを秘密保持に使っている組織や集団があるならば、それは危険、そしてそれらが企業不祥事の元になっていることにも注目すべきだと思う。自分たちが当然のように、無意識に使っている集団語がないか、とくに隠語を使っていないか胸に手をあてた日でした。