2/25　ウェルシアとツルハの統合で｜定年退職後のチャレンジバックナンバー

2/25　ウェルシアとツルハの統合で

2024年02月25日

○○○○さん

こんばんは、今日は２日遅れで、大学同期生の友人と誕生日ランチに行きました。まぁ、この歳になってもこうして付き合える友人は大変ありがたいものです。卒業から４０年、ここまでにはそれぞれの人生があって、大変な時期もあった。でも今は皆落ち着いていて、経済的、身体的に健全な奴らなので、気を使わなくてよい。昔話はもう良くて、この先どうしようかとか、何をしたいとか、そういう話は尽きない。知らない間に時間もすぎていき、楽しかった。

さて、今日のニュースでやはりそうなるか、という記事です。皆さんおなじみのドラッグストア、「ウェルシア」と「ツルハ」が統合へ向けて本格的に調整に入った、という。以下の記事だ。

業界首位のウエルシアの売上高は1兆1442億円（23年2月期）、2位のツルハは9700億円（23年5月期）。経営統合すると2兆円を超える巨大チェーンとなり、業界3位で売上高9512億円（23年3月期）のマツキヨココカラ＆カンパニーを一気に引き離す。

ウェルシアの株をイオン、ツルハの株をオアシスという投資会社が１０数％もっており、これをイオンがオアシスから譲渡交渉をしているニュースが昨年あったばかりで、この動きとなった。

長くドラッグ業界を見てきた私としては当然の流れだと思う。昔のスーパーマーケットダイエーが無くなって、イオンとヨーカ堂しかない、そしていまやイオン１強、イトーヨーカ堂も風前の灯です。
そして今やドラッグストアは完全に飽和状態で、薬や化粧品の売上げ構成は３割で、食品や雑貨などがあるので、競合はコンビニやスーパーとなっている。その競合であるイオンが日本一のドラッグストアも手中にしようとしているのです。

３０年以上前のＧＭＳ戦争の勝組となったイオンは、ドラッグストアの勝組になりつつあるウェルシアとツルハを飲み込めば、イオングループは日本一の小売業にのし上がるわけだ。

イオンが小売業の巨人になっても、ローカルなスーパーやドラッグは生き残れるかもしれない。業務スーパーやロピアといったディスカウント店は人気が高い。しかしどこまで継続的に人気を維持し、売上を安定的に維持できるか、で、それができる企業は本物だ。短期的利益を狙うなら旬の企業、長期的に投資の恩恵を得たいなら長年の実績がある信頼のある企業、です。投資家ならば、目的に応じた投資ができるようになりたいものです。