7/30　全国学力テストの結果は・・｜定年退職後のチャレンジバックナンバー

7/30　全国学力テストの結果は・・

2024年07月30日

○○○○さん

こんばんは、今日も殺人的暑さの中、１週間ぶりにジムにいったらいつものウェイト負荷でマシンを使うものの、途中でへばってしまった。やはり間隔が長くなると筋力も元に戻ってしまうのか？歳がいくと筋肉も大きくなるスピードは変わらないけど、衰えるスピードは早いんだと感じた。継続は大切ですな。

さて、朝刊一面はパリオリンピックのメダルの記事がでかく、愛国心をくすぐる見出しですが、そんな紙面の片隅に全国学力テストの結果が出ていました。それによると、中学国語の正答率５８．４％と前年より１１．７％下がったとあります。そもそもこのテストは毎年行われ、小学校６年生と中学３年生１９０万人が国語と算数・数学の２教科を受けるというもの。結果詳細はここに書きませんが、中学国語の成績が前述のごとく下がったというのがポイントです。

毎年問題も違うし難易度は年度によって違うため、単純比較はできないものの、この結果は少なからず現状の課題を提示してくれるのではないか、と思う。

フィルターバブル現象は、ネット検索や閲覧をした履歴が使用した通信機を通じて記憶され、解析されることによって、利用者の好む情報が優先表示される。一方で好まないと判断された情報ははじかれ利用者の目にふれることはない。このような情報の偏りが生じたり、多様な意見に触れなくなる状態を指します、という文章の読解問題があってその問に答えるらしい。

上記のような文章の問題で正答率が低い原因は、ネットで長文を読解する必要がなく動画など絵で見て理解するほうが早い環境下にある、だから長文が嫌い、単純に本を読まなくなったこと、文章の通りで自分の好む情報以外は受け付けない、知らない情報は知ろうとしないという日常生活だからだ、と思った。

以前のメルマガでも取り上げたが、まさに「エコーチェンバー」の状態だ。
ほんとにこのままでいいのかな？って思うことは、正しい情報が大切であるはずの日常生活で、偏重した情報のみで暮らしているとやがて社会的に適応できない人が増えていく。変な奴が増える、社会全体がそれに偏重していけばそれでもいいのかもしれないが、そう簡単な話ではないはずです。

自分の好むものしか食べない偏食と同じで、他の情報を受け付けない、知ろうとしない行動は、他を認められない、理解しない、尊重できない、そのような人を生み出します。そういう人の怒りは大きいし、度が過ぎる行動は犯罪も起こしかねないでしょう。

程度の差はありますが、自分の経験や思い込みで怒りを爆発させる老人たちも、エコーチェンバーだからですよね。

今後の未来を支える子供たちには決してそうならないようにしてほしいなと思いました。学校教育の現場は大変です、でも原点は家庭にあるから、子供を持つ親御さんは気づいてほしいなと思うばかりです。
翻って自分にはできていたのかなぁ～と思い起こしていました。