トレード回数が多ければ利益も増えるのか？
○○様。
こんにちは！
逆エフ通信管理人のヒロセです。
本日もご愛読ありがとうございます。
どうぞ気楽に楽しんでいってくださいね。
FXを始めようって人は、お金を儲けたいから始めるんですよね。
負けて損失を出したい人なんていません。
私もです。
ですが、この【儲けたい】といった気持ちが強いがために、
誤った行動を繰り返してしまう初心者が後を絶ちません
FX初心者の過ちを挙げ出すとキリがないので、
今日は【ポジポジ病】についてのお話をしたいと思います。
ポジポジ病、よく聞きますよね。
ポジポジ病の原因にも様々なモノがありますが、よくある誤解に、
「トレードチャンスが多いほど儲かる」
といったものがあります。
こういった誤解をしている人は、とにかくトレード回数が多い手法を好み、
短期足で頻繁にトレードをしたがります。
そしてチャートを開けば、
「どこかでエントリーできないか」
と、エントリーする理由を探しまくります。
挙句、大した根拠もないのに、自分に都合のいい理由をつけてはエントリーをしてしまいます。
さらに悪い事に、ポジポジ病を患っている人は、
「逆行した時、どうすればいいのか」
なんて事をあらかじめ考えている人は少ないように思われます。
つまり、決済も成り行きで行う事になります。
成り行き決済を行っていると、いつか【コツコツドカン】といった現象が起こります。
そして、コツコツ積み上げた利益以上のお金を一瞬で失います。
焦れば焦る程、儲けたいといった気持ちとは裏腹に、損失だけが積み上がっていくんです。
私だって気持ちはわかりますよ。
1分足や5分足を見てると、どんどんレートが変わっていきますよね。
ロウソク足がギューン！と伸びたら、飛び乗りたくなりますよね。
わかります。
わかりますけど、飛び乗った結果、どうなりましたか？
コツコツドカンを繰り返し、へとへとに疲れ果てたんではないでしょうか？
そして、お金を失ったという失意だけが残ったんじゃないでしょうか？
私はその昔、「チャートをずっと見ていれば損する事はない」といった謎の自信を持ち、
パソコンの前に陣取り、スキャルピングを繰り返した事があります。
結果、マウスを壁に投げつけ、キーボードを叩き割り、罵詈雑言を喚き散らす
といった行為を繰り返し、最後には「どうせ無理」といった諦念に囚われてしまいました。
トレードで儲けて、いつか会社から解放されたい…
といった夢を持ってトレードを始めたにもかかわらず、
「これなら残業してた方がマシだ」とまで思うようになったんです。
トレードでお金を失う脱力感のような感覚は、味わった人しかわからないでしょう。
このメルマガに辿り着いたという事は、あなたもこの感覚を味わった事があるハズです。
これを読んでいる人の中で今、ポジポジ病に苦しんでいる自覚がある人はいますか？
もしいるのなら、チャートの時間軸を上げてみてください。
今まで見ていた1分足や5分足を見るのはやめて、1時間足にしてみて下さい。
ロウソク足の動きを見て飛びつきたくなる衝動が、抑えられるのがわかると思います。
本当にトレードで儲けたいのなら、
「トレード回数を増やす」といった考え方を改め、
「無駄なトレードを無くす」といった考え方を身に着けてください。
トレード回数を増やして、勝ちトレードを増やし、利益を多くするといった事よりも、
トレード回数を減らして、負けトレードを減らし、利益を多くする方がはるかに簡単です。
残念ながら、この感覚は練習ソフトでは得る事が難しいです。
練習ソフトは、チャートの進む時間を自由に調節できるからです。
ですから、ポジポジ病の自覚がある人は、一旦トレードをお休みし、
デモトレードで、1時間足以上のチャートでトレードをしてみてください。
きっと、その楽ちんさに驚くと思います。
スキャルピングにはスキャルピングのメリットもあるとは思います。
ですがそれは、スキャルピングを行う事を前提に充分な準備をし、
スキルを身に着けた人だけが、恩恵を受けるのだと思います。
ポジポジ病は治せる病です。
余裕を持った時間軸でトレードを重ね、コツコツドカンを回避する方法を知り、
結果、それでも儲かるといった経験が、ポジポジ病を治してくれるでしょう。
余談かもしれませんが、ポジポジ病の原因に、本当の病気が隠されている場合があります。
その病名は、
【ギャンブル依存症】
といいます。
依存症という病気は本当に厄介な病気で、しかも他人には気付きにくいものです。
本人は病気でめちゃくちゃ苦しんでいるのに、家族にも理解してもらえない…
これが依存症という病です。
依存症は完治する事はなく、対処方法は依存対象に近づかない事だけだと言われます。
もしも、ギャンブル依存症の自覚があるのなら、FXの事は諦めた方が幸せに生きていけると思います。