結果が出ない時にどういう自分でいられるか
○○様。
こんにちは!
逆エフ通信管理人のヒロセです。
本日もご愛読ありがとうございます。
どうぞ気楽に楽しんでいってくださいね。
今回のメルマガは、結果が出ない時にどういう自分でいられるか、といったテーマでお話したいと思います。
お気づきの人もいるでしょうが、今回のタイトルはイチローの名言から拝借いたしました。
【結果が出ない時、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。】
これがその言葉です。
私は散々、練習や検証の大切さを、ブログやSNSで訴えてきました。
その甲斐あってか、ほんの少人数ですが、私の考えに賛同してくれる人も増えてきたと感じます。
ですが、いかに適切な練習をしようとも、毎日、練習の成果が感じられるワケではありません。
むしろ、何の進展も感じない事の方が普通なんです。
こうなると、人の感情は、「こんな事しててホントに勝てるようになるのかな」といった疑問を抱えるようになります。
この疑問を、頭の中でループし続けていると、どうなるでしょうか?
最後には、「どうせやっても無理」「やるだけ時間の無駄」といった諦めの感情になってしまいます。
FXを諦めると、FXで儲ける事はもうできません。
あなたは、せっかく自己投資をして買った練習ソフトをまだ使っていますか?
やっと決心をして、正しい行動へと踏み出したのに、それを辞めてしまうなんて勿体ない事です。
私にしたって、今だからこそ、「トレードで資金が増えるようになった」と言えるようになりました。
ですが、練習君を買った当初は、「これは俺には無理だ」と挫折したんです。
この状態は、
【結果が出ない時にどういう自分でいられるか】といった観点で考えると、
「結果が出ないから諦めちゃった。」
って事ですよね。
じゃ、どうすれば、結果が出なくても諦めずに行動を続けていけるんでしょうか?
ここで、【自分を鼓舞して頑張る】という手段を考える人が多いんですが、これはあまりお勧めできません。
なぜならば、無茶な頑張りというものは、短期間しか続けられないからです。
【結果が出ない時にどういう自分でいられるか】
という言葉を、「諦めてたまるか!ふんがー!!」などと受け止めてしまっては逆効果なんです。
私がお勧めする、諦めずに行動を続ける方法は、
【行動のハードルを下げ、習慣化する】
といった方法です。
私は、練習君を買って挫折してから数ヵ月後、
「せっかく買ったんだし」といった感じで、チャート早送り観察を始めました。
我ながら情けない話ですが、当時は負ける事が怖くてエントリーはできませんでした。
ですが、いざチャート観察をしてみると、割と面白く感じたんです。
レートはトレーダーの総意が動かすという知識があったため、
「値動きの裏には、いろんな人の思惑が交錯しているんだな」
と、興味深く観察を続ける事ができました。
そうして、過去チャートを2面表示し、理解の追いつくスピードで早送り観察する、
という行動がいつの間にか習慣となっていました。
習慣になってしまえば、その行動を起こす事に努力は必要ありません。
当時は、効果があると確信していたワケでもないので、期待もしていません。
ただ、興味深く感じたから続けていただけです。
結果、数か月後には、なんとなく大衆心理が集中するラインがわかるように思えてきたんです。
さらに数か月後には、脳内で「エントリーするならここかな」と、より具体的にチャートを見るようになっていきました。
この辺りまで来ると、「ひょっとして上達しているのでは」と感じ始めます。
チャート観察と同時に、「決済をいかにして行うか」を考え、勉強した結果、決済の自動化に行き着きました。
そうして、恐る恐る極力ゆっくりシミュレーションを行った結果、勝てる事が多くなっている事に気付きました。
やっと私は、「自分のスキルが練習によって上達した!」という確信を得られるようになったんです。
このような自分自身の体験によって、私は、
「トレードスキルを得る為に無理をする必要はない」
という結論に達しました。
今、勝ちトレーダーと言われる人たちの中には、
・死ぬ気で努力しろ
・寝る間も惜しんで行動しろ
・時間の許す限り検証しろ
なんて事言ってる人もいます。
しかし、それを真に受けて、したくもない事を無理やり頑張ってしまうと、待っているのは挫折です。
努力する事と、無理をする事は違います。
トレードスキル向上の為に努力をしようと考えるならば、
毎日続けられるハードルの低い行動を続ける【工夫】をしてください。
そして、それを習慣化できるよう、時間配分を考え、タイマーなどのツールを使う事も検討してください。
スキル向上の為の最善の心理状態は、チャートの値動きに興味を持つ事です。
「興味を持てと言われて、興味を持てるなら苦労はしない」
と思うでしょうが、興味を持とうと考えなければ、興味を持つ事はできません。
値動きに興味を持つコツは、値動きの裏には多くの人の心理が隠されていると理解する事です。
チャートには、時折、大衆心理が形となって現れる事があります。
それが見つけられるようになると、チャート観察が面白く感じてくるかもしれません。
これが結果が出る瞬間です。
結果を出すためには、結果が出ない時にも行動を続けるしかありません。
その為には、行動する為のハードルが低い事を習慣化し、コツコツと続ける事が一番だと私は思います。
【結果が出ない時にどういう自分でいられるか】
その答えは、いつもと変わらず平常心で目標に向かってコツコツと行動を続けるだけなんじゃないでしょうか。