FX情報ブログ、【逆転FX‼】管理人ヒロセがお届けするメールマガジンです。 主に裁量トレードに関する有益情報を、気軽に読んで頂けるよう執筆しています。 不定期の更新とはなりますが、ブログ形式のバックナンバーを公開していますので、欲しい情報を欲しい時に読んでいただけます。

逆エフ通信

上位足の方が強いというのは本当なのか?

2025年06月10日


 


○○様。


 


こんにちは!


逆エフ通信管理人のヒロセです。


 


本日もご愛読ありがとうございます。


どうぞ気楽に楽しんでいってくださいね。


 


今回のメルマガでは、上位足の方が強いというのは本当かといったテーマでお話していきます。


 


トレードの勉強をした事がある人なら、次のような話を知っていると思います。


「上位足の方向に逆らってはいけない」


「下位足より上位足の方が強い」


こんなの。なんなら私も書いた事があります。


 


中には、1分足5分足のトレードにも、月足からの確認をするよう言ってたり、


「週足や月足の方がもっと強力」


なんて言っている記事もあります。


 


こういった情報を見たら、私は、


その情報発信者は本当にFXの情報を発信するに足りるスキルがあるのか


と疑わしくなります。


まぁ、私も充分疑わしいですけれどもw


 


初心者が信じているFXの常識の中には、


「上位足であればあるほど強いので、絶対に逆らってはいけない」


というものがあります。


 


じゃ、1時間足数本を狙うようなデイトレでも、月足のトレンドを気にしなければいけないんでしょうか?


 


本当に、日足よりも週足、週足よりも月足の方が強いんでしょうか?


その理由はなぜか説明できますか?


 


月足の中に週足があり、その中に日足があるからでしょうか?


それがデイトレで数十pips狙うのに、どういう風に障害になるんでしょうか?


答えられますか?


 


「上位足の方向に逆らってはいけない」


ふむふむ、なるほど…


では、あなたのトレードにとっての【上位足の方向】とは、何足がどうなっている状態なんですか?


答えられますか?


 


ここがフワッとしているから、自信を持ってトレードできないんじゃないんでしょうか?


そう思いませんか?


 


例えば、日足、4時間足、1時間足、15分足を表示していたとします。


日足は上昇トレンド


4時間足は下降トレンド


1時間足は上昇トレンド


15分足は下降トレンド


こんなのは普通にあり得ますよね。


 


こんな時、あなたなら何を拠り所にしてトレードするんですか?


それとも、全部のトレンドが揃うまで待つんですか?


果たしてそんな時は来るんでしょうか?


 


確かに、上位足を確認する事は大切ですが、足が長ければ長いほど強いという考え方はどうかと思います。


それを明確に説明できない限り、その考え方には疑問をもった方がいいかと考えます。


 


あなたが自信を持って、トレードをしたいのなら、


【自分にとっての上位足の方向】


を明確にしてください。


 


そして、それを拠り所としてトレードを繰り返すとどうなるのか、といったデータを取ってください。


データは嘘をつきません。


 


この作業を自分自身で行う事で、


「私にとっての上位足の方向は〇足の〇の方向である」


と、ハッキリと脳に刻まれます。


 


こうなれば、もう他の情報には惑わされなくなります。


なんせ、自分で確かめたワケですから。


 


参考までに話しておくと、私にとっての上位足の方向とは、


【日足の波の方向】


です。


 


波を集めて、複数の波を含めた全体の方向が明確な場合を、トレンドといいます。


 


波の方向の判断は、転換で判断します。


下から上への転換が確認できたら、下への転換が起こるまでは上!


上から下への転換が確認できたら、上への転換が起こるまでは下!


と決めています。


 


転換のルールも自分の中でハッキリと決まっています。


・直近の波の短期トレンドラインを抜けている事


・最高値、最安値を付けたロウソク足を実体で逆行する事


・売買のバトルエリアを抜ける事


状況により詳細は変わりますが、簡単に解説すればこんな感じです。


 


もちろん、日足のトレンドが明確であれば、トレンドに沿った転換の方が有利でしょう。


ですが、日足のトレンドの逆方向の転換であっても、狙う利確方向に障害がないと判断できればエントリーします。


 


日足の転換をどうみているのか、という様子をチャートで解説します。


この場合、上から下への波の転換です。



1.直近の波のトレンドラインを下抜ける


2.最高値を付けたロウソク足の安値を実体で下抜ける


 


この時点で転換確定と判断する場合もありますが、今回はまだ早いですよね。


なぜならば、ダブルトップのネックラインが確認でき、ここを抜けるまでは売買のバトルの決着がつかないと判断できるからです。


 


3.ダブルトップのネックラインを下抜ける


 


私が売りを仕掛けるなら、まず3のポイントです。


日足では確認できませんが、1時間足で見ると、何度か同じようなラインで止まる事が多いです。


こういった節目には、注文が集まり、買い勢と売り勢のバトルが激化するからです。


 


そのラインを明確に下抜けるという事は、買い勢の損切り(つまり売り)を巻き込む事になり、


勢いよく下落しやすいといった判断ができるワケです。


 


次に売りを狙うなら、3のラインを下抜けた日足が確定した以降です。


 


1時間足で戻りが見られれば、戻り(上方向の波)から下へ転換する局面を狙います。


転換局面というのは、売買のバトルですから、それが決着した瞬間を狙うワケです。


その時に考えているのは、「買い勢がどうなったら諦めるのか」という事です。


 


その買い勢が諦めると思われるラインが引ければ、それを明確にブレイクアウトした所で売りを仕掛けます。


決済注文はエントリーと同時に必ず入れておきます。


 


どうでしょうか?


そこまで複雑怪奇な事をしているワケではありませんよね。


 


トレードには、


ポジションの保有時間や狙う利幅によって【最適な上位足の方向がある】


という概念を持って、それを決めてください。


 


誰かの情報を参考にするのはいいんですが、


それを決めるのは、あなた自身でなくてはいけません。


その為に必要な行動が検証なんです。


 



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