決済を自動化する事の効果
○○様。
こんにちは！
逆エフ通信管理人のヒロセです。
本日もご愛読ありがとうございます。
どうぞ気楽に楽しんでいってくださいね。
今回のメルマガでは、決済を自動化する事の効果についてお話していきます。
私は常々、
「決済を成り行きでするから大損する」
「決済の自動化が大事」
と繰り返し発信してきました。
なぜ決済を成り行きでするといつか大損するのか？
それは人間の損得に対しての本能がそうなっているからです。
例えば、あなたがトレードで新規ポジションを建てた事を想像してみてください。
決済は上下とも入れていません。
あなたが建てたポジションに、含み益がでたらどう考えるか想像してください。
「今決済すると利益が確定する」
「さっさと利益を確定させてまたエントリーすればいい」
「早くしないと、逆行するかもしれない」
などという考えが、頭の中をぐるぐるし出すんではないでしょうか。
では、逆に、含み損がでたらどう考えるのかを想像してください。
「今決済すると損失が確定する」
「確定した瞬間に反転するかもしれない」
「持っている限り、いつかは含み益になるだろう」
こういった事を考えるんではないでしょうか。
つまり、人間には、先が明確でない損得について、
「得はさっさと確定させたい」
「損はできるだけ確定させたくない」
といった心理が働くって事です。
結果、どうなるのか？
コツコツと貯めた利益を、ドカンと一発で失う事になります。
繰り返しますが、これは人間の本能として決まっている事です。
この人間の本能の事を【プロスペクト理論】といいます。
トレードで一番難しいのは、決済だと言われています。
「できるだけ利を伸ばそう」と思うのはいいんですが、それができますか？
「含み損が膨らむ前に切ろう」と思ってもなかなか切れないですよね。
なぜできないのか？
それは、本能に理性で対抗しようとしているからです。
もし、本能を理性でコントロールできるとしても、相当な訓練が必要でしょう。
訓練によってそのスキルを身に付けたとしても、実行し続ける事はツラいハズです。
コレを避ける方法が、決済の自動化です。
避ける方法があるんだから、わざわざツラい方法を選択する理由はありませんよね。
そんな事に割くリソースがあるんなら、もっと有意義な事に使いましょうよ。
決済を自動化するもう一つのメリットは、
【上がるか下がるかの二択】
といった状態を作り出す事ができるという点です。
次の図を見て下さい。
青丸で売買それぞれ同時にエントリーして、
・上のラインに先に到達したら、買いの勝ち
・下のラインに先に到達したら、売りの勝ち
というルールで勝負を100回行うとします。
当然、買いの勝率の方が高いですが、儲かる額は売りに比べて少ないですよね。
売りは勝率が低いですが、儲かる額は買いに比べて多いです。
100回のトレード勝負後、どちらが勝っているかわかりますか？
わかりませんよね。
あらかじめ決済のラインを決めておく事で、
【目をつぶってどこでエントリーしても売買の勝敗は5分5分】
といった状態を作り出す事ができます。
これをトレードを行う準備の一環として、ベースの状態として準備しておくとします。
このベースの状態から、
「どうすれば繰り返す事でお金が増えるのか」
と、考えてください。
エントリーの優位性を考えるだけですよね。
どうでしょうか？
こう考えるだけで、トレードが簡単に思えてきませんか？
実際に、エントリーする前の冷静な時に、決済を決めておけば、トレードはより簡単になるんです。
エントリーした後にまで、時間を使って苦労する事はありません。
エントリー後は、さっさとチャートを閉じてしまえばOKです。
そうしてできた時間はより有意義な事に使ってください。
時間の使い方はトレード練習なんてお勧めです。
トレードで時間の無駄を省いて、得られた時間でトレードスキルが高まるとか最高のループですよね。
というワケで、決済の自動化、お勧めです。