チャートの同じような所で迷うのはなぜか
○○様。
こんにちは!
逆エフ通信管理人のヒロセです。
本日もご愛読ありがとうございます。
どうぞ気楽に楽しんでいってくださいね。
今回のメルマガは、チャートの同じような所で迷うのはなぜかというテーマでお話していきます。
チャートの値動きには、
【一旦迷った動きがあれば、同じ所で迷いやすい】
という特性があります。
迷った結果、それが転換となったり、続伸となったりと、レートが目立って動くきっかけになりやすいんです。
その迷う局面をうまく利用できれば、トレードで勝ちやすくなるハズです。
例えば、次のような感じ。

明らかに同じようなレートで、迷うような動きをしている箇所がありますよね。
そこが転換や続伸局面となっている事も見て取れます。
これが、「なぜ起こっているのか」といった理由を理解する事で、
トレードの根拠が明確になり、自信を持ってトレードを繰り返す事ができるようになります。
では、なぜこういった事が起こるのか?
それは、「大衆心理が影響している」と考えるのが最も自然です。
レートを直接動かす力となるのは【注文】であり、その注文を出すのはトレーダーだからです。
例として、このスクショで、4回同じような所で止まっている赤丸に着目してください。
まず一番左側の赤丸です。
黄丸から下落してきて、上昇してきてますよね。
上昇してきたということは、買った人が多いという事です。
ところが、そのまま上昇する事はなく、再び下降に転じました。
しかも結構な勢いの連続陰線で、あっという間に下落してしまいました。
ここで少し考えてみてください。
赤丸まで、買いポジションを建ててきた人が、この下落で全て損切りできたでしょうか?
損切りできずに、切るに切れない額の含み損を抱えたトレーダーも多くいると考えられますよね。
私はこのような局面を何度も経験しました。
あなたもそうではなかったですか?
そうして含み損を抱えたトレーダーは、祈りのトレーダーとして、苦しい時間を過ごします。
すると、耐え忍んだ甲斐あって、再びレートが上昇してきました。
2度目の赤丸局面です。
さあ、どうなるでしょう?
自分が買いポジションを保有してきたトレーダーだと仮定して考えてみてください。
「やっとレートが戻って含み損がなくなった、一旦決済して落ち着こう」
「上昇の勢いがあるので、このまま持ってたらプラ転するかも」
「ここを抜ければ上昇するハズ!買い増し!」
どれを選びますか?
ちなみに私なら決済(つまり売り)を選びます。
赤丸に向かって上昇してきたという事は、買っているトレーダーが多いという事ですよね。
当然、赤丸付近でも、このまま上昇するだろうといった新規買いが多く集まります。
このようにして、買い勢と売り勢のバトルが始まります。
2度目の赤丸では、売り勢が勝ち、再び下落に転じます。
ここでも逃げ切れずに、含み損を抱えた買い勢が多く残るでしょう。
そして3度目の赤丸です。
2度同じ所で止まったワケですから、さらに多くのトレーダーの注目が集まります。
理屈ではわかっていなくても、経験則で「ここには何かある」と感じ取るトレーダーも集まってきます。
こういった背景で、同じ所で止まる程、その付近には注文が集まるようになるんです。
だからこそ、そこを明確に抜けたとの意識が広がった時、上昇の優位性が高くなるというワケです。
よく見ると、4度目の赤丸を抜けて黄丸まで上昇した後、サポレジ転換となっている事もわかりますね。
どう思いましたか?
ただ、「迷った付近ではまた迷う事が多い」と丸暗記するのではなく、
「その現象はなぜ起こるのか」と考え、値動きの裏に潜む大衆心理を考える方が興味が湧くのではないでしょうか。
どうせ、練習しないとトレードで勝ち続ける事はできないんだから、
興味を持って、知識欲を満たしながら行動を続けていく方が、結果的に幸せになれると思いますよ。