スプレッドを可視化するMT4の設定方法
○○様。
こんにちは!
逆エフ通信管理人のヒロセです。
本日もご愛読ありがとうございます。
どうぞ気楽に楽しんでいってくださいね。
今回のメルマガでは、スプレッドを可視化するMT4の設定方法について解説していきます。
これまでのメルマガでも何度も言いましたが、
【利益に対しての売買コストを抑える】
といった考え方は、勝ちトレーダーになるために必須と言えるものです。
FXの売買コストと言えば、ほとんどの場合スプレッドですよね。
このスプレッドが目に見える形でチャートに表示されていたら、売買コストとして実感しやすくなるハズです。
MT4には、スプレッドを数値として表示するインジケーターなどもありますが、
実は、もっと簡単で効果的な方法があります。
この方法を実行すると、スプレッドが次のように可視化されます。

黄丸の中が現在レートです。
上下に白ラインと赤ラインがありますよね。
白ラインがBid(売値)、赤ラインがAsk(買値)となっており、この幅がスプレッドです。
※多くの場合、売値、買値は業者側ではなく、トレーダー側から見た視点となっています。
通貨ペアやチャートの時間軸を変えると、スプレッドは次のように見える場合もあります。

めちゃくちゃスプレッドが開いているのがわかります。
これだけスプレッドが広いチャートで、短期トレードしようって人はいないハズです。
ところが、デフォルト状態では、チャート上に赤ラインは表示されません。
これを知らずに白ラインだけをみて、「今が買いだ!」と買ったとしても、
実際の買値は、赤ラインって事になります。
これだけ高く買わされるワケですから、
【狙う値幅に対してどれだけの負担になるのか】
という事は想像できますよね。
では、いよいよ、この赤ラインをチャート上に表示させる設定方法の解説に移ります。
まずは、MT4のチャート上で右クリック。

右クリックメニューが表示されたら、一番下の【プロパティ】をクリック。

プロパティが表示されたら、
1.全般タブをクリック
2.【Askのラインを表示】にチェックを入れる
3.OKをクリック
これでチャート上にAskラインが表示されるようになります。
この設定をしておけば、スプレッドが開いている事が一目瞭然でわかるワケですから、
数値で表示されるよりも、【利幅に対してのコスト】として理解しやすいですよね。
この白ラインと赤ラインの差が小さければ、視認できないモノとしてチャート上に表示されなくなります。
次の2つのチャートを見て下さい。

こちらが土曜日に見たUSDJPY(ドル円)の1時間足チャートです。
金曜のニューヨーク時間の終わりでチャートが止まっています。
スプレッドが開いている様子は視認できません。

こちらは、同時刻のGBPUSD(ポンドドル)の1時間足チャートです。
スプレッドが開いているのが視認できますよね。
このチャートで、ロウソク足1~2本程度の利幅を狙うとすれば、これだけの幅分が引かれるって事です。
私がトレードする際には、少なくとも、
【コストが視認できない程度の通貨ペアと時間軸】
でトレードします。
この設定をして、
「スプレッドが視認できないチャートでトレードする」
と決めておくだけで、利益に対してのスプレッド割合は自然と抑える事ができます。
MT4を取引プラットフォームとして使う場合は、忘れずに設定しておいてくださいね!