ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

出版コンサルティングコース
講師の宮西ナオ子です。

　経営コンサルタントの
故舩井（船井）幸雄会長は、
「成功の３条件」として
「素直、プラス発想、勉強好き」を伝えています。

　会長のお仕事をさせていただいていた
当時の私は、人生の成功者になりたいと
切望していました。そこで会長にいわれた
その言葉を素直に受け止め、以来、
毎日お経のように「素直、プラス発想、勉強好き」を
四六時中唱えていました。
すると不思議なことに、本当に人生が
激変してきたのを感じました。
出会いが変わり、仕事が変わり、
自著が売れるようになり、テレビやラジオに
出演したり、さまざまな講演会で話をしたり、
大学院に入学し能楽を学び、博士号を得る
というような流れになっていったのです。
自分でも目の前で起きているできごとが
信じられない展開でした。
現在、舩井会長が住んでいらした熱海のお宅は、
「舩井幸雄記念館桐の家」となっていますが、
ここでは舩井会長の自筆で
「素直　プラス発想　勉強好き」と書かれた
「幸せ　かわらせんべい」が販売されています。
　
　その後、私はこの３つに似た言葉を
能聖・世阿弥さんの『風姿花伝』の中で発見しました。
それは「稽古は強かれ、情識はなかれとなり」
という言葉です。ここでいう「情識」とは、
一般常識の「常識」ではなく、
傲慢とか慢心とかいう意味で自分勝手な慢心から
生ずる争いごとのことであり、
傲慢になってはいけないということです。
つまり「素直」という意味にも通じるのでは
ないかと思いました。また「稽古は強かれ」
という意味は、常に謙虚な気持ちで、
さらに上を目指して稽古をすることが
必要だということ。
「勉強好き」に通じるのではないでしょうか？　

　加えて「プラス発想」です。
能は「癒しと悟りの芸能」といわれますし、
私の現師匠、観世流の浅見慈一師は、
能は「明るく舞うこと」とおっしゃいます。
曲目には「神」「男」「女」「狂」「鬼」を
テーマにしたさまざまな現行曲が200番ありますが、
浮かばれない霊が僧侶の読経によって成仏したり、
花の精が美しい舞を舞ったり、
演者の力強いエネルギーが見所を揺さぶったり……、
能の本質は超ポジティブだと感じています。
それを伝えるのは「そもそも芸能とは諸人の心を和らげて、
上下の感をなさん事、寿福増長の基、
遐齢延年(かれいえんねん)の法なるべし。
極め極めては諸道の悉く寿福延長ならん」
（『風姿花伝』 第五「奥義云」）のセンテンスであり、
このような前向きなコンセプトがあったからこそ
六五〇年もの間、大切に継承されてきたのかもしれません。　
　
　ポストコロナの今、
ダイナミックなパラダイムチェンジがあっても、
このような基本的な成功の原則は不変ではないでしょうか？　
　ライフプロファイリングで自分を知り、
素直に、プラス発想をしながら、
さまざまな勉強を重ねていきたいものです。
 
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　　　プロフィール
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宮西ナオ子(みやにしなおこ)

生き方研究家・Ph.D.（博士/総合社会文化）、
総合社会文化ライター・作家、
エッセイスト・インタビュアー、女性能楽研究家、
愛玩動物飼養管理士、
アルケミスト認定ユニバーサルヒーラー、
アルケミスト認定アニマルコミュニケーター。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業後、
広告代理店、旅行代理店を経、
トラベルライターからフリーライターに。
環境問題、美容と健康関連、生き方についての
記事を新聞・雑誌・単行本等に執筆・講演。
経営コンサルタントの船井幸雄氏関連の
仕事と産経新聞の夕刊特集担当、
がん専門誌の記事執筆に携わる。
2001年には日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻入学。
2003年修士取得、2006年、女性が演じる能楽について
研究しPh.D.（博士/総合社会文化）取得。
同時に当時注目された書籍
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』や
『男性更年期はリニューアルの時』
『発酵のチカラ』『眠る前の7分間』
『女性と能楽』など関連のテーマで地方自治体、
倫理法人会ほか各地で講演活動などを行う。
また大手企業に「誉める技術とコミュニケーション」
「聞く力」などのセミナーも行う。
2013年、東久邇宮文化褒章受章。
東京新聞でペットと有名人のコーナーを担当し、
アニマルコミュニケーションやエネルギーワークなども学ぶ。



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