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出版コンサルティングコース
講師の宮西ナオ子です。

連日、雨が続きますね。
本日、このメルマガを書いている
7月9日20時づけの大雨被害状況ですが、
記録的な豪雨は続いており、
これまでに熊本県を中心に65人が死亡し、
1人が心肺停止、16人が行方不明に
なっているということです。
被害にあわれた方には
深くお見舞いを申し上げるとともに、
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
（ちなみに「心肺停止」とは死亡していると
みられるけれど、医師の診断ができたいない
状態のことです）
　
　ところで、この雨は中国でもさらにひどい状態が
続いており、今、懸念されているのは
長江中流にある世界最大の水力発電ダムの
三峡ダムの状態です。
『ニューズウイーク』（2020年7月14日号）によると、
「中国・三峡ダムに『ブラックスワン』が迫る
──決壊はあり得るのか」と題したニュースが
掲載されていました。
中国では6月半ばから南部と西南部で連日の大雨と
集中豪雨が続いており、６月下旬には、
少なくとも198本の河川が氾濫し、
26 の省・市・自治区で洪水が起きています。
この豪雨で倒壊家屋は1万棟以上、
被災者1400万人という甚大な洪水被害が
出ているそうで、その中でも三峡ダムの決壊の
危機が危ぶまれているというのです。
　確かにさまざまな動画などで紹介されている
ニュース映像を見ると、町には濁流があふれて
本当に大変なことになっています。
　　
　さらにこのダムが万が一でも決壊すれば、
約30億立方メートルの濁流が下流域を襲い、
4億人の被災者が出るというのだから
尋常ではありません。そして穀倉地帯である安徽省、
江西省、浙江省などが水浸しになり、
さらに上海市まで洪水が迫れば都市機能が壊滅して、
市民の飲み水すらなくなってしまうとか……。
　
　経済面でも大打撃を受けるでしょう。
外資系企業が2万2000社もある上海の経済が
回復するまで10～20年かかるともいわれます。
　
　さて、ここでいわれている
「ブラックスワン」ですが、これは、
「あり得ないことが起こり、非常に強い衝撃を与える」
という意味で、もともとは金融市場で
使われた言葉だそうです。
事前にほとんど予想できず、従来の知識や経験からは
予測できない極端な事象が発生し、
起きたときの衝撃が大きいことをいうわけで、
具体例としては2008年のリーマンショック、
2016年6月の英国EU離脱、
12月のアメリカのトランプ大統領当選など。
９・１１の同時多発テロや３・１１の津波なども
当てはまるのではないでしょうか。
　
　今年は、COVID-19に加え、
今後も予想もし得ないことや、
ありえないと思われていることが
起きる可能性もありそうです。
こんな激動の時代に生きると、
いろいろな不安もふつふつと沸き起こりますが、
ライフプロファイリング協会のように安心でき、
信頼できる人々が集うコミュニティに
参加していられることは、
心強いとありがたく感じています。

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　　　プロフィール
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宮西ナオ子(みやにしなおこ)

生き方研究家・Ph.D.（博士/総合社会文化）、
総合社会文化ライター・作家、
エッセイスト・インタビュアー、女性能楽研究家、
愛玩動物飼養管理士、
アルケミスト認定ユニバーサルヒーラー、
アルケミスト認定アニマルコミュニケーター。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業後、
広告代理店、旅行代理店を経、
トラベルライターからフリーライターに。
環境問題、美容と健康関連、生き方についての
記事を新聞・雑誌・単行本等に執筆・講演。
経営コンサルタントの船井幸雄氏関連の
仕事と産経新聞の夕刊特集担当、
がん専門誌の記事執筆に携わる。
2001年には日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻入学。
2003年修士取得、2006年、女性が演じる能楽について
研究しPh.D.（博士/総合社会文化）取得。
同時に当時注目された書籍
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』や
『男性更年期はリニューアルの時』
『発酵のチカラ』『眠る前の7分間』
『女性と能楽』など関連のテーマで地方自治体、
倫理法人会ほか各地で講演活動などを行う。
また大手企業に「誉める技術とコミュニケーション」
「聞く力」などのセミナーも行う。
2013年、東久邇宮文化褒章受章。
東京新聞でペットと有名人のコーナーを担当し、
アニマルコミュニケーションやエネルギーワークなども学ぶ。




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