ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

出版コンサルティングコース
講師の宮西ナオ子です。

 
「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい」。

これは夏目漱石の『草枕』の冒頭部分。

長い間、明治時代に書かれた
この小説の一文に深く同意を示していた私が、
人との接し方に対して新しい視座を獲得したのは
梅田紀美子先生のマヤ暦の概念に出会ったときでした。　

　私がマヤに出会ったのは、かなり早く、
1982年にはメキシコ取材、
1987年にはユカタン半島の
チチェンイッツアの遺跡を訪れています。

そして1995年、ある漫画家に
私のKINを教えてもらいました。

その後、ニューエイジ思想家でもあり、
『マヤン・ファクター』を出版した
ホセ・アグエイアス(José Argüelles）博士が
来日したときに講演を聴講し、
数名のマヤ研究者とは
よくお目にかかってきたので、
マヤについてはある程度、
知っているつもりになっていたのです。

　ところが目からうろこが落ちるほど、
素晴らしいマヤの真髄を教えてくださったのが
梅田紀美子先生でした。

　それは「インラケッチ（In Lak’ech）」と
「リスペクト」のコンセプト。

「インラケッチ」とは
「あなたは私、私はあなた」というマヤ民族が
抱いてきた概念です。

人間のみではなく動物や植物に加え、
石や太陽、星、火、風、水など
自然界に存在するすべてのものには
魂があるという考えで、
それらと魂のレベルで繋がるときに
「インラケッチ」の思想が始まるといいます。

これはワンネスの概念とも通じ、
古代日本人がもともと持っていた
意識の在り方にも通じるようです。

さらにネイティブインディアンの考え方にも
通じるでしょう。
かつてスウェット・ロッジの中でみんなと一緒に
祈るという体験をしたことがありますが、
すべてがつながって、ひとつになって
いくような気がしたものです。

　自分と相手に対する、リスペクト（尊重）は、
人間関係において最も
大切な思いではないでしょうか。

私たちは、一人一人がすべて尊い存在であり、
その人の使命を生きているわけですから、
自分自身に対するリスペクトが
他者へのリスペクトにつながります。

昨今のSNSや現実社会で見られる誹謗中傷、
いじめ、自死や戦争など人間同士の
激しい衝突や悲しい結果は
相手に対するリスペクトが
欠如している結果ではないかと思います。

　他者に対する批判・中傷こそ、
投影の法則ですから、暴言を発している人は
自分自身に対するリスペクトが欠如している
ことになるでしょう。

そこでまずは自分自身を深く知ること。

自分に対するリスペクトを喚起し、
他者との関係性や宇宙の法則を学び、
さらには音響振動療法などで傷ついた
インナーチャイルドを癒していくことが大切ですが、
それらをすべて請け負っている
この協会の存在意義は、
今後、ニューノーマルな時代に向かって
大きな貢献するのではないでしょうか。

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　　　プロフィール
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宮西ナオ子(みやにしなおこ)

生き方研究家・Ph.D.（博士/総合社会文化）、
総合社会文化ライター・作家、
エッセイスト・インタビュアー、女性能楽研究家、
愛玩動物飼養管理士、
アルケミスト認定ユニバーサルヒーラー、
アルケミスト認定アニマルコミュニケーター。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業後、
広告代理店、旅行代理店を経、
トラベルライターからフリーライターに。
環境問題、美容と健康関連、生き方についての
記事を新聞・雑誌・単行本等に執筆・講演。
経営コンサルタントの船井幸雄氏関連の
仕事と産経新聞の夕刊特集担当、
がん専門誌の記事執筆に携わる。
2001年には日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻入学。
2003年修士取得、2006年、女性が演じる能楽について
研究しPh.D.（博士/総合社会文化）取得。
同時に当時注目された書籍
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』や
『男性更年期はリニューアルの時』
『発酵のチカラ』『眠る前の7分間』
『女性と能楽』など関連のテーマで地方自治体、
倫理法人会ほか各地で講演活動などを行う。
また大手企業に「誉める技術とコミュニケーション」
「聞く力」などのセミナーも行う。
2013年、東久邇宮文化褒章受章。
東京新聞でペットと有名人のコーナーを担当し、
アニマルコミュニケーションやエネルギーワークなども学ぶ。



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