ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

LP認定講師の宮西ナオ子です。
　
　来月の11月15日、
代々木能舞台にて仕舞『嵐山』を舞います。

京王新線初台駅の近くにある能舞台ですが、
室内の敷舞台は昭和8年、
中庭に建つ本舞台は昭和25年の建造で、
どちらも2009年に国の有形登録文化財と
認定されています。

とても風格がある空間で、
毎月、謡と仕舞の稽古をしていますが、
ここに来るたびに心からの喜びを感じます。

　私が初めて能舞台に立ったのは
もう25年くらい前のこと。

京都の河村能舞台でした。

ここで『半蔀』を舞いましたが、
緊張のあまり幽体離脱するような気がしました。

とはいえ確かに上手な方の舞を見ていると、
その方の魂が上空に向かい、
宇宙と交信しているようにも見えて、
びっくりしたのを今でも映像として覚えています。

　それから5年後に大学院で
能『ハムレット』を展開したときに、
シテのオフィーリアを勤めました。

京都の「豊響殿」、大阪の「堺能楽会館」、
熱海の「MOA美術館能楽堂」をはじめとして
各地の能楽堂や能舞台で舞うチャンスに恵まれ、
同時に女性能楽を研究テーマにしたので
観世流の足立禮子師について
渋谷のセルリアンタワー能楽堂や銀座能舞台などでも
舞うことができました。

どこも神聖で美しく、静かで深遠な場で、
心身魂が浄化されていくように感じました。


　ちなみに今回、私が舞う『嵐山』は初番目もの、
脇能で、神様が後ジテです。

舞は吉野山中の金峰山寺の本尊、
蔵王権現が衆生と交わり、苦しみを助け、
悪魔を払い、国土を守る誓いを立て、
嵐山にのぼり、花に戯れ、梢を駆けて、
光り輝く春の盛りを寿ぐというもの。

平和で美しい世界を願い、
祈る人々の心の清さを表す能だけに、今、
混迷の時代の悲願に一致するような気がします。

しかも舞わせていただく身としては、
細川幽斎公の「能の十五徳」にいわれる
「望まずして高位に交わる」
「祈らずして神徳を得る」を実体験できるわけです。

私のような人間の身でありながら
神様を演じることができるのですから、
なんというありがたき幸せ！　


　さて工学博士でありα脳波研究や
メンタルトレーニング指導の第一人者として有名な
志賀一雅先生が、『お能健康法』の著者であり
能楽師の井上和幸師の脳波を測定したところ、
人が超能力を発揮するときにあらわれたり、
眠りに落ちる直前のまどろみ時に
出現する脳波「7.8Hz」が現れたといいます。

地球自体の周波数が7.83Hz(シューマン共振波)と
実測されていますが、
志賀先生は脳波と地球が7.8Hzで共振・共鳴することで
超能力が起きるのではないか
という斬新な仮説を提唱しています。

　確かに能を見ていると
眠くなる方は多いようですが、
ここで超能力を発揮する脳波が
呼び覚まされる可能性も？！。

癒しと悟り。

魂の喜びと大いなる浄化を得られる観能こそ、
最強のパワースポット体験かもしれません。


東京には能楽堂・能舞台が10か所はありますので、
ぜひとも足を運び、
神秘体験を味わってみてはいかがでしょう。
 
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　　　プロフィール
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宮西ナオ子(みやにしなおこ)

生き方研究家・Ph.D.（博士/総合社会文化）、
総合社会文化ライター・作家、
エッセイスト・インタビュアー、女性能楽研究家、
愛玩動物飼養管理士、
アルケミスト認定ユニバーサルヒーラー、
アルケミスト認定アニマルコミュニケーター。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業後、
広告代理店、旅行代理店を経、
トラベルライターからフリーライターに。
環境問題、美容と健康関連、生き方についての
記事を新聞・雑誌・単行本等に執筆・講演。
経営コンサルタントの船井幸雄氏関連の
仕事と産経新聞の夕刊特集担当、
がん専門誌の記事執筆に携わる。
2001年には日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻入学。
2003年修士取得、2006年、女性が演じる能楽について
研究しPh.D.（博士/総合社会文化）取得。
同時に当時注目された書籍
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』や
『男性更年期はリニューアルの時』
『発酵のチカラ』『眠る前の7分間』
『女性と能楽』など関連のテーマで地方自治体、
倫理法人会ほか各地で講演活動などを行う。
また大手企業に「誉める技術とコミュニケーション」
「聞く力」などのセミナーも行う。
2013年、東久邇宮文化褒章受章。
東京新聞でペットと有名人のコーナーを担当し、
アニマルコミュニケーションやエネルギーワークなども学ぶ。



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