ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

　先日、元マイクロソフト社長、成毛眞さんの話を聞いて、
日経BPから出ている『2040年の未来予測２０４０』を入手しました。

20年後の世界はどのようになっているのでしょう。

　人生100年時代ですから、
多分、皆様も私もぴんぴんとして活動していることでしょう（笑）。

いきなり20年後にワープするわけではないのですから、
今、日常的な生活の中に
すでに20年後の未来の兆しがいろいろ現れているのを感じます。

それをいかにキャッチして、
摂り入れ、リスクヘッジをしていくか。

　本の帯にも「知っている人だけが悲劇を避けられる」と書かれています。

「考えられる人の未来は明るい」とも……。

確かに振り返ってみれば、今から20年前と今とでは、
世の中は全く異なっていました。

しかし20年前には、すでに現在のようになるという
変化の兆しはたくさん見えていたものです。

ちなみに20年前、2001年9月11日、
米国はニューヨークで同時多発テロが起きた日でもあります。

　さて、本書ですが、
今年2021年1月12日に出版されていますから、
多くの方はもう読まれているのではないでしょうか。

遅ればせながら私も読んでみました。

本書は、４つのチャプターに分かれており、
第1のチャプターが
「テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする」
として６Ｇやバーチャルリアリティ、自動運転、
空飛ぶ車、無人のコンビニやスーパー、
ＡＩのおかげで格段に進歩する医療技術、
ゲノム編集技術や再生医療の話などがあり、
家中が便利な家電いっぱいになる未来の話などは、
今、不便を感じている家事での問題点が
ほぼ解決しそうなので、これは本当に嬉しいと感じます。

幼少のころ楽しんだ漫画『鉄腕アトム』や
『宇宙家族ロビンソン』のような生活が現実のものになりそうです。

　ロボットやＡI関連の取材をしていても
実際に最前線で携わっている方の話の中で、
このような世界への実現が大いに納得できます。

　一方では決して楽観的な話ばかりではなく、
とらえ方によっては、ネガティブな感情になる内容もありました。

第2のチャプターは、
「あなたの不幸に直結する
未来の経済、年金、税金、医療費」という項目で、
２0年後の世界を生き抜くにはなかなか厳しい局面も感じられます。

チャプター３では、
「衣食住を考えながら未来を予測する力をつける」として、
さらなる環境問題に加え、
衣食住に関する身近な内容がとても興味深いものでした。

　例えば食事では代替肉専業企業に注目。

そして今、徐々にはやりつつある「昆虫食」が
一般的になっている可能性もありそうな……。

　最後のチャプター４では「天災は必ずおこる」として、
最近よく案じられている南海トラフや
首都直下型地震についてもふれています。

このチャプターについては、
実現してほしくないところですが、
今から準備をしておかねばなりません。

しかも変化には加速がついています。

例えば固定電話が一般家庭で
使われるようになるまでにかかった年月が76年、
ファックスが19年、携帯電話が15年、パソコンが13年、
インターネットが5年、スマホが2年といわれています。

今後、ますますの加速は否めないでしょう。

そのような中、自分軸をぶらすことなく、
変化の大波に上手に乗っていくためにも
ライフプロファイリングを大いに活用したいものです。
 
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　　　プロフィール
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宮西ナオ子(みやにしなおこ)

生き方研究家・Ph.D.（博士/総合社会文化）、
総合社会文化ライター・作家、
エッセイスト・インタビュアー、女性能楽研究家、
愛玩動物飼養管理士、
アルケミスト認定ユニバーサルヒーラー、
アルケミスト認定アニマルコミュニケーター。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業後、
広告代理店、旅行代理店を経、
トラベルライターからフリーライターに。
環境問題、美容と健康関連、生き方についての
記事を新聞・雑誌・単行本等に執筆・講演。
経営コンサルタントの船井幸雄氏関連の
仕事と産経新聞の夕刊特集担当、
がん専門誌の記事執筆に携わる。
2001年には日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻入学。
2003年修士取得、2006年、女性が演じる能楽について
研究しPh.D.（博士/総合社会文化）取得。
同時に当時注目された書籍
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』や
『男性更年期はリニューアルの時』
『発酵のチカラ』『眠る前の7分間』
『女性と能楽』など関連のテーマで地方自治体、
倫理法人会ほか各地で講演活動などを行う。
また大手企業に「誉める技術とコミュニケーション」
「聞く力」などのセミナーも行う。
2013年、東久邇宮文化褒章受章。
東京新聞でペットと有名人のコーナーを担当し、
アニマルコミュニケーションやエネルギーワークなども学ぶ。



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