ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

薬膳の考え方にプラスして
日本の旬の食材を贅沢に使った
「やまと和薬膳」に感動！

先日、「塩のソムリエ」でもあり、「やまと和薬膳」を提供している関根美知子さんを取材させていただきました。昨年12月に70歳になったとおっしゃいますが、元気はつらつで好奇心旺盛な方。美味しくて楽しい時間をご一緒させていただきました。

関根さんは子育てが終わってからさまざまな勉強を重ね、大阪の自宅をサロンにして、最初はゲストに軽食をサービスしていたそうです。
しかし45歳で北京オリンピックの代表でもあり北京大学の教授でもある先生に気功を学び、中国の思想の五色や五行にとても興味をもつようになったといいます。
そして薬膳も本格的に勉強するようになりました。

「薬膳」とは、中医学理論に基づいて食材と中薬とを組合せた料理だということですが、二〇〇〇年前の古代文献、『漢書』の中の『烈女伝』には、「母親が作る薬膳には博愛がこもり、何ものにも勝る薬である」と書いてあるそうで、栄養、効果、色、香り、味、形など全てが揃った食養生の方法です。

関根さんは本場の薬膳を学んでいましたが、これに日本の伝統食や田舎料理を摂り入れた「やまと和薬膳」を創案し、大阪と所沢で縁ある人に提供しています。

今回は所沢のサロンに伺いました。中に入ってビックリ！　素晴らしい旬のお料理の数々が、和をテーマにした素敵なインテリアのテーブルの上に所狭しと並んでいました。

テーブルクロスは着物の帯を使用し、小皿はアンティークの食器をはじめとしてお猪口なども使われており、20品ほどの料理が彩も豊かに美しく飾られています。
旬の素材はさまざまなところから厳選されたものが運ばれ、何時間も、時には何日もかけて干したり、茹でたりして作ったといいますが、一皿一皿、その料理の内容を詳細に説明してくださるだけで、思わず感動の叫びが！

一品一品の料理が作られていく過程のストーリーにわくわくし、実際に食して、その味の多彩さに感動しました。

普段は、「早くい大会」の1位になるくらい早く食べる私が、このような料理を前にすると、取り寄せられた食材や心を込めて作ってくださった思いに感謝して、自然とゆっくり咀嚼し、味わっていたものです。

しかも一見して、「こんなにたくさん食べられるだろうか？」と思ったにもかかわらず、ゆっくり味わい楽しんでいるうちに完食しました。
3時間くらいが経過していましたが……。

その後は、手作りの味噌作り。
関根さんの指導で大豆と米こうじを使って味噌づくりをし、自宅にもって帰りました。３，４か月寝かすと、美味しい味噌ができ上がるとのこと。こちらも大いに楽しみです。

今日食べたものが、28日後の私たちの身体を作るわけですから、食事の内容はもちろん。どのような気持ちで食べたかということは未来の健康づくりには必須アイテム。
春夏秋冬を彩る食材からいただく漢方的な効能やパワーに加えて私たちの先祖から受け継がれてきた食の叡智をありがたくいただく……。
たまには、こんな贅沢も乙なものです。

━━━━━━━━━━━━━━
　　　プロフィール
━━━━━━━━━━━━━━

宮西ナオ子(みやにしなおこ)

生き方研究家・Ph.D.（博士/総合社会文化）、
総合社会文化ライター・作家、
エッセイスト・インタビュアー、女性能楽研究家、
愛玩動物飼養管理士、
アルケミスト認定ユニバーサルヒーラー、
アルケミスト認定アニマルコミュニケーター。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業後、
広告代理店、旅行代理店を経、
トラベルライターからフリーライターに。
環境問題、美容と健康関連、生き方についての
記事を新聞・雑誌・単行本等に執筆・講演。
経営コンサルタントの船井幸雄氏関連の
仕事と産経新聞の夕刊特集担当、
がん専門誌の記事執筆に携わる。
2001年には日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻入学。
2003年修士取得、2006年、女性が演じる能楽について
研究しPh.D.（博士/総合社会文化）取得。
同時に当時注目された書籍
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』や
『男性更年期はリニューアルの時』
『発酵のチカラ』『眠る前の7分間』
『女性と能楽』など関連のテーマで地方自治体、
倫理法人会ほか各地で講演活動などを行う。
また大手企業に「誉める技術とコミュニケーション」
「聞く力」などのセミナーも行う。
2013年、東久邇宮文化褒章受章。
東京新聞でペットと有名人のコーナーを担当し、
アニマルコミュニケーションやエネルギーワークなども学ぶ。



配信停止はこちら
解除専用ページURL