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　先日、致知出版の小冊子『心に残る致知の言葉』⑧をいただきました。
冒頭に書かれていた「自分の命は自分のものではない。すべて与えられたものだ。その自覚こそ、自分の花を咲かせる土壌になる」という言葉に深く感銘しました。

　若い頃は、自分の命は自分だけのものだと思っていることが多いかもしれません。
しかし年代を重ねるごとに、自分の命は宇宙（Something Great)、ご先祖様、恩師や友人など周囲のすべてから与えられていると感じるようになるでしょう。
そのような自覚が、やがては自分のもっている種を発芽させ、美しい花を咲かせることに役立つということです。

　さらに読み進んでいくと、またしても心にささる言葉に出会いました。
こちらも少し長いですが引用します。

「人は皆、天からその人だけの真実を授かってこの世に生まれてくる。その真実を発揮していくことこそ、すべての人に課せられた使命である。自分の花を咲かせるとは、この天真を発揮して生きることに他ならない」とありました。

　人は生まれる前に、今生、自分がやりとげる青写真を描き、それを達成できるような両親を選び、この世にやってきて、その青写真に沿った生き方を実践するというのが胎内教育を提唱している産婦人科医の池川明先生です。
そして今、風の時代になり、このような考え方を受け入れる人も増えてきているように思います。

　小冊子ではさらに「幸せの秘訣は人間の心の奥深くにある。
自分の花を咲かせる秘訣は心の中にある」と論じます。
そして「心の奥深くに隠されているが故に、秘訣に気づかぬままに人生を終える人も少なくない。
どうすればその秘訣に気が付き、自分の花を咲かせることができるのか」と問います。

　ここで自分の花を咲かせる秘訣、いいかえれば、自分の使命を見つける方法について、３つの答えが提案されていました。

　一つ目が、「自分の命に目覚めること」でした。
これは私自身、これまで多くの癌サバイバーの方たちの取材を通して、常に感じることでもあります。
余命宣告をされた方が、自分の使命に気づいて、何か新しいスイッチが入ると、世のため人のためになるような新しい生き方を始め、癌という病いから奇跡の生還をしたというような素晴らしい体験談は少なくありません。

　次に大事なのが、「一つ事」を見つけることだそうです。
さらにその「一つ事」に本気になって行うことだといいます。
まずは自分の仕事に本気でとりくむことにより、自分の使命に目覚めていくというわけです。

　確かにその通りだと深く納得しましたが、ここで、もうひとつ、「自分の花を咲かせる」ためのさらなるアプローチとして、「自分自身を知る」ことも大切なのではないでしょうか。
自分がどのような花の種を持っているのかを知れば、その花を咲かせる道もみつかりやすいものでしょう。

　自分の花の種を知りたい……。

　そのように考えた時、ライフプロファイリングが大いに役立つのではないでしょうか？
ここには自分の種を知るための秘訣が満載されているわけです。
知っているのと、知らないのとでは、自分の種の見つけ方の速度が全く異なるように思います。
一人でも多くの人が早く自分の種を見つけて、独自の美しい花を咲かせたいものですね。


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　　　プロフィール
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宮西ナオ子（みやにしなおこ）

博士（総合社会文化）著述家　生き方研究家
女性能楽研究家、ジェム・ストーン・エナジー研究家

最新出版書籍
『菜食は素晴らしい~1週1菜の奇跡~」

『秘技の整体　アスリートから神様と呼ばれた安藤道彦』

『一扇　ICHISEN』

（ともにシンシキ出版）




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