ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

　みなさんはUFOを見たことはありますか？
もしかしたら、最近では「見た」どころか、「乗ったことがある」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そのような人に朗報。今日6月24日は「UFOの日」とされています。

　というのも最初のUFO目撃例となったこの日をUFO研究家たちが記念日として命名したからです。
そもそもは1947年（昭和22年）6月24日、アメリカの実業家ケネス・アーノルド（Kenneth Arnold）さんが自家用機で移動中、ワシントン州のレーニア山付近の上空に、時速2700kmの速度で急降下や急上昇を行っている9機の見慣れない飛行物体を発見したといいます。
アーノルドさんこの物体のコーヒー皿のような不思議な形状から「空飛ぶ円盤（flying saucer：フライングソーサー）」と呼び、すぐに全米で報道されると、同様の目撃証言が相次いだといいます。

　この事態を重く見たアメリカ空軍は、これを「UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体」と名付け、調査に乗り出したものの結局、正体はつかめず1969年（昭和44年）に「車のサーチライトの誤認や目の錯覚の類」との調査報告を出したそうです。

　とはいえその後、2020年4月になるとアメリカ国防総省は、2004年と15年に海軍が撮影したという3本のUFO映像を公開。
その飛行物体の正体がわからないことを認めました。

　12月には米議会が国防長官と国家情報長官に「UFOに関する調査報告書」を提出するよに要請。
2021年6月に国家情報長官室がUFOに関する調査報告書を公表したのは、記憶に新しいことですね。

　この報告書では、米軍パイロットなどが144件の目撃情報を検証した結果、1件を気球と断定した以外の143件については情報不足で結論が出せないというものでした。
つまりアメリカ政府もUFOの存在を肯定も否定もできなかったという結論に終わっています。

　一方、日本でもUFOに関する研究はされています。
福島県福島市飯野町には「UFOふれあい館」が開設されています。
このニュースは日経新聞でも報道されたほど。
元々この地域ではUFOの目撃情報が多数あったために、UFOで町おこしをしようと1992年にはUFOに関する展示施設もオープンしたのです。

　また「UFOで町おこし」として有名なのが石川県の羽咋市です。
1996年にオープンした「コスモアイル羽咋」という本格的な宇宙博物館があり、実際の宇宙空間で使われた本物の宇宙船やロケットなどが多数展示されています。
施設を誕生させたのが日蓮宗の僧侶、高野誠鮮氏。
もともとテレビ番組の制作や放送作家として活躍し、30歳を迎えるころ故郷の羽咋市に戻り、臨時公務員として公民館の古文書講座の担当になった時、古文書に羽咋地方には平安時代から「そうはちぼん」という空を飛ぶ謎の物体に関する記述があることを知り、UFOで町おこしを仕掛けたといいます。

　1990年には、NASAが打ち上げた「スカイラブ４号」の船長ジェラルド・カー博士を招き、羽咋市主催で宇宙とUFOに関する国際シンポジウムを開催、9日間で延べ5万人を集めました。
このイベントの成功は、この町に本格的な宇宙博物館をつくろうという動きに結びつき、単身NASAへ乗り込み、展示物の貸し出しを交渉、ロケット購入や貸与に成功したのです。
またロシアからも「ボストーク宇宙カプセル」「無人月面探査機ルナ24号」などの貴重な品々を入手しています。
ちなみに高野氏は、2005年にローマ法王に神子原米を献上しています。
機会があったら、ぜひともこのような宇宙博物館にも訪れてみたいものですね。


━━━━━━━━━━━━━━
　　　プロフィール
━━━━━━━━━━━━━━
宮西ナオ子（みやにしなおこ）

博士（総合社会文化）著述家　生き方研究家
女性能楽研究家、ジェム・ストーン・エナジー研究家

最新出版書籍
『菜食は素晴らしい~1週1菜の奇跡~」

『秘技の整体　アスリートから神様と呼ばれた安藤道彦』

『一扇　ICHISEN』

（ともにシンシキ出版）




配信停止はこちら
解除専用ページURL