ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

APPPAH(Assochiation for Prenatal and Perinatal Psychology and Health)は、米国に本拠を置く非営利団体で、今まで40 年以上にわたり、妊婦さんの子宮や出産後の赤ちゃんの育成環境の重要性を提案してきました。

　これまでの研究では、人は生まれるかなり前の段階、つまり子宮内からさまざまな心理的な経験を受けていることが証明されているということです。
以前の見解では、赤ちゃんは誕生前はもちろん、誕生してからも数ヶ月の間は考えたり、感じたりすることができないと信じられてきました。
しかし現在では、赤ちゃんは生まれる前から独自の考えや感情、経験を持っていることがわかってきたのです。
そしてすでに多くの子供や大人が自分の出生や出生前に経験した出来事の記憶を持っていることが証明されているようです。

　赤ちゃんは出生前、出生中、出生後にわたって何かを感じ、学び、記憶し、コミュニケーションをしているならば、これら誕生前や出生初期の経験が、私たちの潜在意識ともいわれる記憶の奥に痕跡を残し、それが、その人の全生涯を通じて影響を与え続けるとも考えられるようになりました。

　このような研究の成果は、生まれる赤ちゃんとの関わり方や妊娠中の母親へのケアが大切であるという認識につながり、それが今後の世の中の在り方に大いに役立つのではないかといわれるゆえんです。
そこで当団体では「意識的な妊娠と出産」に向けて、「十分な準備」を整える必要があるとを伝えています。

　妊娠は女性の人生の中でも最も重要な時期の 1 つでもありますが、妊娠中の母親の身体的、感情的な健康は、子宮内の赤ちゃんの身体的、精神的な健康に直接、大きな影響を与えます、このような事実を知ったら、出生前と妊娠中の母親のケアや周辺の人々のサポートが大切なことがわかってきます。

　妊婦さんを保護することは、これから生まれる赤ちゃんの精神的・肉体的な健康に大きな影響を与え、それが社会の健康、さらには世界平和にもつながる一助になるのではないかと考えられるからです。
このような考え方をコンセプトにした当団体の40周年記念の大会で、産婦人科医であり医学博士の池川明先生が、日本人初としてOutstanding advocacy賞を受賞されたといいます。

　1954年生まれの池川先生は1989年、横浜市に産婦人科 池川クリニックを開設し、2016年までの28年間で約2700件の出産を扱ってきました。もともと池川クリニックの考え方の原点は、妊娠中のお母さんの気持ちが赤ちゃんの発育に影響するということにあり、お産を安産にしたい、育児を楽にしたい、育ったお子さんが立派な大人になるようにしたいというものだったといいます。
そこで赤ちゃんの発育や発達は母親の胎内の環境に大きく影響するという考え方にいきつき「胎内記憶」を研究するようになると、その領域の第一人者として、数々の研究論文・書籍の執筆を続けてきました。
現在では出産の扱いをやめ、新聞や映画などのメディアへも多数出演を続けています。
2014年から上映されている「かみさまとのやくそく」は現在までの観客動員数は31万人を超えるロングラン。
アカデミックな世界でも今回の受賞に加え、ますます世界からの注目・評価も高まっています。

　11月14日は鳥越アズーリFMの「悠里江のハッピー人生」に池川明先生をお招きして、最近の研究成果やライフプロファイリング的な考察をお話していただきたいと思います。
ますます新しい分野に展開するお話を聞けるチャンスです。どうぞお楽しみに♪

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　　　プロフィール
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宮西ナオ子（みやにしなおこ）

博士（総合社会文化）著述家　生き方研究家
女性能楽研究家、ジェム・ストーン・エナジー研究家

最新出版書籍
『菜食は素晴らしい~1週1菜の奇跡~」

『秘技の整体　アスリートから神様と呼ばれた安藤道彦』

『一扇　ICHISEN』

（ともにシンシキ出版）




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