ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

　最近、Facebookなどに掲載する自分の写真を見て、鼻、特に小鼻が目立つなと思うことが増えてきました。
とはいえ「気のせいかな？」「昔からこんなものかな？」と微細な変化を気にしないようにしていたのですが、たまたま見た番組で「加齢と共に鼻が大きくなる」というテーマの話を見てびっくり！

　そういえばかつてユニバーサル・ヒーリングの先生が、「加齢と共に重力によって顔が四角に圧縮されてくるから鼻が大きくなる」というような話をしていたことを思い出しました。
その時は、あまり気にしないでいたものの、鼻にまつわる記憶がよみがえってきました。
大学時代、ポルトガルで勉強をしていたことがありましたが、当時は自分の視界に入ってくる人の顔がすべて鼻の高い西洋人。
たまに自分の顔を鏡で見ると、その鼻の形態の違いにむしろ愕然としてしまうほど（笑）。

　そこで洗濯ばさみで鼻をつまんで、少しでも鼻の形をよくしようとしていたことすらありましたが、社会に出て人相学の取材で、「鼻の大きい人はお金持ち」というような話を聞いてからは、あまり自分の鼻のことを気にしないでいました。
とはいえ「加齢と鼻の肥大化」を知った翌日、美容関係の方に会って話をしたとき、いきなり「年を重ねると鼻が大きくなるんです」といわれて、さらにビックリ。なんというシンクロ！

　個人差はあるものの、加齢と共に鼻先と小鼻が大きくなる人が多いのは確かな様子。
特に日本人は鼻筋が低くなり、小鼻が丸く大きく広がってしまう傾向にあるようです。
原因は骨の吸収、女性ホルモンの影響、軟骨の変形、皮膚の弾力の減少、重力の影響などです。

　まずは「骨吸収」。これは破骨細胞によって弾力や固さを失ってしまった古い骨が分解され、壊されていくことですが、顔の骨格は加齢とともに吸収されていくといいます。

　骨の吸収が進むと鼻の基部が広がって鼻が大きく見えるようになるといいます。
これに女性ホルモンの減少が輪をかけます。
年齢と共に分泌量が減っていくと骨密度も低下していき、顔の骨格にも影響を与えるわけです。

　顔の骨格（頭蓋骨）は、目元と鼻まわりに骨がなく空洞になっていますが、骨密度が低下すると、その空洞が外側に広がっていき、それに合わせて周りにある鼻の皮膚や軟骨も横に引っ張られていきますから、鼻の形が変化して肥大化するというわけです。

　一方、加齢を重ねても成長を続けていくのが軟骨で、この成長の変化が鼻先や鼻翼に影響を与え、鼻全体が大きくなっていくのです。

　同時に皮膚の老化に伴ってコラーゲンも減少していき皮膚がたるみやすくなります。
鼻の皮膚は薄いため影響を受けやすく、鼻の肥大化や形の変化を促すのです。
特に50代以降は、この変化が加速化し、骨の吸収と皮膚のたるみが同時に進行すれば、鼻の大きさや形状の変化が加速化されるわけです。

　最後に加えるのが重力の影響です。
顔や鼻は重力の影響を受けやすく、その影響で皮膚や筋肉が下垂し、鼻の形状が変化したり、鼻が大きく見えるようになるといいます。

　こうして加齢と共に鼻が大きくなる現象は、ある意味では、もはや避けられない事実のようですが、それでもトレーニングで改善できる方法もあるようです。

　唇の周りを囲んでいる筋肉が「口輪筋」ですが、この筋肉が衰えてくるとほうれい線が出、鼻の下にある人中も伸びていき、鼻もより大きく見えていきます。
そこで口輪筋を鍛えることで、すっきりとした鼻や口元を保てるわけです。
例えば先日のＳLPA会議で歌手の森田由美恵さんにボイストレーニングをしていただいたように「あいうえお」を表情豊かに発声することでも口輪筋を鍛えることができます。
いずれにしても加齢と共にさまざまな筋肉のトレーニングをすることは必須のようですね。

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　　　プロフィール
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宮西ナオ子（みやにしなおこ）

博士（総合社会文化）著述家　生き方研究家
女性能楽研究家、ジェム・ストーン・エナジー研究家

最新出版書籍
『菜食は素晴らしい~1週1菜の奇跡~」

『秘技の整体　アスリートから神様と呼ばれた安藤道彦』

『一扇　ICHISEN』

（ともにシンシキ出版）




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