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ある日、Youtubeでたまたま美しいヴァイオリンの音色を聞き、その奏者が13歳のHIMARIさんと知って驚きました。
（2022年までは本名の吉村妃鞠/よしむらひまりさん名義を、同年以後は「HIMARI」さんを使用）
そして幼少の頃、コンサートやコンクールに出演時のヴィデオを見て、その美しい音色に心奪われ、すっかり魅了されてしまいました。

HIMARIさんは2011年6月24日生まれ。
音楽家のご両親のもとに生まれました。
父親は作曲家、シンセサイザー演奏家でもあり、音楽プロデューサーとしても活躍している吉村龍太さん。
15歳でプロデビューするという才能に恵まれ、これまでに1000公演を超えるコンサートやレコーディングに参加。いきものがかりや宇多田ヒカル、AAAなどのアーティストの音楽プロデュースも手掛けています。

母親はヴァイオリニストの吉田恭子さん。
桐朋学園大学音楽学部を卒業後、イギリスのギルドホール音楽院やアメリカのマンハッタン音楽院に留学。
ニューヨークを拠点に演奏活動を行い、多数のCDをリリースし、活躍しているヴァイオリニストです。

このような音楽一家の中で育ったHIMARIさんは2歳半でヴァイオリンに触れ初め、3歳の頃には母のヴァイオリンの練習をまねて演奏するようになり、なんと3か月目にはバッハを弾いたといいます。

4歳のころからコンクールに出場し、5歳で国際ジュニア音楽コンクール（ＩJMC2916）に出場。6歳でプロのオーケストラと共演し、10歳までに日本・欧州などの４２のコンクールで一位を総なめに……。
同時に複数のオーケストラと共演。2022年には、世界的に名高いアメリカのフィラデルフィアにある名門、カーティス音楽院に11歳で最年少合格を果たし、現在は、ヴァイオリニストのアイダ・カヴァフィアンに師事しています。
米国での授業風景なども動画で拝見しましたが、ぐんと年上の多くの学生たちと楽しそうにヴァイオリンを弾いていました。

またHIMARIさんのヴァイオリンは前澤友作氏が貸与したストラディバリウスということです。
前澤友作氏は2018年、1717年製のストラディバリウス「ハンマ（HAMMA）」を購入しました。
この楽器は、アントニオ・ストラディバリの製作人生の中でも最も完成度が高いとされる黄金期に作られたもので、低音の強さや深さ、高音の表現力の豊かさが特徴だとされています。
前澤氏は、購入当初からこの名器を自身の所有物として保管するだけでなく、音楽家や公共のために活用したいと考え、その一環として、2018年に東京で開催された「21挺のストラディヴァリウスを集める」という企画にも、この「ハンマ」を貸し出しました。
そして2023年8月、前澤氏は当時、12歳のHIMARIさんに、この「ハンマ」を貸し出すことを発表。

「日本の若き才能の成長に貢献したい」との思いから、この決断に至ったと述べています。
そして「音楽を愛し、夢を追いかけ、努力を積み重ね、見るたびに成長していく妃鞠ちゃんを見ながら、刺激をいただいております」とコメントしています。
HIMARIさんのような若き才能がこのような名器を奏でるという試みは素晴らしいものですし、私たちもさらに素晴らしい演奏と音色を聞くことができるので幸せですね。

ちなみにHIMARIさんは音楽のみならず、脳活性化のために3歳の時には論語を音読、4歳の時には漢字検定9級を満点合格（当時、国内史上最年少）、7歳で英検3級合格、空手（松濤館流）7級を取得。すべての面で天才ぶりを発揮しています。

「コンサートで人々が喜んでくれるのが嬉しい、夢は世界中の人に音楽を届けること」といいますが、このような素晴らしい才能にふれるだけで、本当に嬉しくなりますね！
これからもHIMARIさんの演奏を楽しみにしています。


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　　　プロフィール
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宮西ナオ子（みやにしなおこ）

博士（総合社会文化）著述家　生き方研究家
女性能楽研究家、ジェム・ストーン・エナジー研究家

出版書籍
『菜食は素晴らしい」
『大人の教養(1)時代の目撃者』
『大人の教養(2)時代を創る人』
『奇跡の生還』
（全てシンシキ出版）




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