ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

『統合医療でがんに克つ』という雑誌で、これまで、さまざまながんからの奇跡の生還を遂げた方たちを取材してきました。

　みなさん、がんという病気を転機にして、大きな人生の転換をされる方が非常に多い感じています。
闘病生活をしながら仕事をし、厳しい状態を生き抜いてこられた方々は、とても輝いて魅力的です。

　5月13日の鳥越アズーリｆｍ、シンシキ４「悠里江のハッピー人生」にゲストとしてお招きする當野都由美さんも、本当に素敵な方のおひとりです。
彼女が乳がんと診断されたのは2016年5月、54歳の時でしたが、実は、それまでの間も、都由美さんの人生は、奇跡の連続のようでした。

　広島出身の都由美さんは、23歳の時に美容家を目指し、美容学校に通い、25歳で免許を取得。
美容師の卵としてサロンで働き始め、まだ駆け出しの時に、カットの大会に出ることを勧められます。
そして多くのプロが登場する大会で見事、優勝。

　この快挙は大ニュースになり、テレビをはじめとする多くのマスコミでも取材され、一躍有名になりました。
その後、クライアントの髪質、カットやヘアスタイルの相談に乗りながら、圧倒的な人気を誇り28歳で独立。
自分のサロンを出し、「髪の毛のドクター」としてカリスマ美容師に。

　それをきっかけに今度はブライダル関係の仕事をするようになり、人の心理に興味を持って、心理学を勉強するや、すぐに講師として登用され、全国各地のみならず海外までも講演で回ったといいます。

　しかし広島でオープンしていた美容室の立て直しを図るために広島に戻ると、今度はまつげのエクステンションの施術における法律改正の波に乗って、広島で一番のエクステ専門の美容室に成長させます。

　そのような時に乳がんと診断され2016年8月末には全摘の手術になり、インプラントの再建手術をすることに……。

　術後はホルモン療法などを続けていましたが、あるとき、ひらめいて、インプラントの乳房を撮影しようと思い、その写真集を出版。
「乳がんなどの手術で悩んでいる人に少しでも希望をもってもられば」という思いで、多くの方にその写真集を渡してきました。
写真集を渡し、自分の思いを語ると、都由美さんの想いに共鳴して、さまざまなプロジェクトが立ち上がっていきました。
2020年には「Reborn Alive Project」を立ち上げ、乳がんの発見や予防を目的にした活動を始めます。

　また術後のケアの一つとして、発毛遺伝子に働きかける育毛溶剤の開発を専門家と共に取り組みました。

　さらにがんサバイバーだからこそできる、医師とは別の角度からアプローチするメディカルコーディネーターとして、患者さんの相談に乗るようになりました。

　こうして美容や心理学の経験を活かしながら前向きな人生を開始している時、たまたま訪れたジャズバーで、ある有名な方に写真集を渡し、使命を話して共感を得た後、歌を歌ったところ、「声がよい」という理由から、ジャズシンガーを勧められたといいます。
思いもよらぬオファーでしたが、有名な一流ジャズシンガーについてジャズを学び、2024年2月、10曲が入ったＣD『美しい命「この花」』をリリース。ジャズを習い始めてから半年のことでした。

　こうして都由美さんの人生を聞いていると、まさに奇跡の連続。
「いつでも主人公は自分自身。どんな状況でも、『自分を生きること』を決して諦めない。
『生きている間に何でもやる』ぐらいの気持ちで、『自分自身を大切にする』こと」と都由美さん。
番組では、さまざまな人生の知恵を聞くことができそうですね。
お楽しみに。



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　　　プロフィール
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宮西ナオ子（みやにしなおこ）

博士（総合社会文化）著述家　生き方研究家
女性能楽研究家、ジェム・ストーン・エナジー研究家

出版書籍
『菜食は素晴らしい」
『大人の教養(1)時代の目撃者』
『大人の教養(2)時代を創る人』
『奇跡の生還』
（全てシンシキ出版）



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