教育機会確保法をご存知ですか?
一日一生【社会科講師の流儀メルマガ】
No.181 令和2年7月13日
発行者:野本卓(のもとすぐる)
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○○様
突然ですが、あなたのお子様が不登校に。
「いやだっ。絶対学校に行きたくない!」
そういうお子様に対し、
あなたは「学校に行け(# ゚Д゚)」と言いますか?
人の考えはそれぞれですが、
それは少し勉強不足かも知れません。
なぜなら、、、
お早うございます。
社会科講師の流儀、管理人の野本です。
さて、今回の件名。
あなたのお子様が不登校になった時、
無理矢理学校に行かせようとしますか?
それだとヤヴァンゲリオン(ヤバイ)です。
勉強不足です。
まあ、人それぞれ考えはありますし、
不登校のお子様に対し「甘い」だとか、
そういうお考えを持つ方の意見も
分からなくはないです。
しかし、次の質問に対して、
どう答えられますか?
・
・
・
あなたが勤めている会社は、
とんでもないブラック企業です。
このままだと過労死してしまいます。
そんな時、あなたはどうしますか?
・
・
・
いかがでしょうか。
殆どの方が「辞めればいいじゃん。」
そう思ったはずです。
ですが、そう考えたならば、
「学校に行け(# ゚Д゚)」とは言えませんよね。
大人は辞める権利があって、
子どもは無いのでしょうか?
それは、「過労死するまで働けや(# ゚Д゚)」
と言っているようなものです。
ここで今回の件名なのですが、
教育機会確保法をご存知でしょうか?
これは、
増加している不登校児童・生徒を支援する
ために制定された法律です。
不登校に関することは、
まだまだ対策が必要なのですが、
この法律の第十三条にこう書かれています。
「国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が
学校以外の場において行う多様で適切な
学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の
休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒の
状況に応じた学習活動が行われることとなるよう、
当該不登校児童生徒及びその保護者
(学校教育法第十六条に規定する保護者をいう。)
に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を
行うために必要な措置を講ずるものとする。」
少し長くてすいません。
しかし、この法律にあるように、
すでに「不登校児童生徒の休養の必要性」は
認められているのです。
しかも、法律によってです。
ですので、
不登校というのは、ある意味で子どもの権利
なのです。
それが分かっているならば、
単純に「学校に行けや(# ゚Д゚)」とは
言えませんよね。
断っておきますが、
何もしなくて良い。放っておけば治る。
そんなことを言う気もありません。
不登校児童・生徒とは、
じっくりと関わっていく必要があります。
その上で大切なことは
いくつかあると思いますが、
まずは、
「認めてあげること」かなと思います。
もちろん、ダメなものはダメと、
毅然として伝えなければならないことは
あるでしょう。
しかし、
不登校であろうとなかろうと、
その子の良い所はいっぱいあるはずです。
それも伝えてあげるべきです。
決して腫れ物扱いするということでは
ありません。
親からしてみれば耐え難いところも
あるかも知れませんが、
不登校の現状を認めた上で、
子どもとじっくりと向き合っていく。
そういう姿勢が大事なのだと思います。
環境が健全に働けば、
大体の子は学校に行くはずですから。
また、学校に行かなくても
その子に自信がみなぎっているなら、
例えば、働きながら自分で勉強し、
自立しながら大学に行く。
そんなパワフルな道だってあるはずです。
大事なのは不登校になったという
出来事ではなく、その子の今後です。
私も高校に行かなくなり、
中退して通信制の高校に通いました。
思えば、家族には迷惑をかけたかも
知れません。
そんな私に自営業の父親は、
「ありがとう。卓がいるお陰で、
安心して外に仕事に行ける。」と
言ってくれました。
その時が、今でもこの前のように
感じることがあります。
私の一つの軸は「社会科」です。
その社会科を軸にした教育で、
「真実と誇り、未来を子ども達に託す。」
これをテーマにしています。
まだ微力かも知れませんが、
出来ることを可能な限りやっていこうと思い、
日々実践しています。
もちろん、ワクワクしながらです(^^♪
今回は少し長くなりました。
最後までご覧いただき、
ありがとうございました<(_ _)>
さあ、
今日もベストを尽くして生きましょう。
野本 卓 拝
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