経営者のための「自己を見つめる」ためのメルマガです。 弘法大師・空海の教えや仏教の学び ヨガ経典 宿曜占星術鑑定からの気付き など、真理の智慧を人生や経営に生かすための気づきをお伝えしていきます。

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経営者のための「如実知自心」通信
【第１２号】
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○○○○さん
おはようございます。

空海式経営戦略コンサルタント
鶴岡えつこです。



今日もこのメルマガを開いて下さり、ありがとうございます。

お一人お一人が開いて読んで下さっているのだなぁ…と思うと、毎日毎日、感謝の気持ちでいっぱいになります。本当に、ありがとうございます！



さて。今日のテーマ。

【 真理はどこにあるのか 】



弘法大師空海は、非常に多くの書物を遺されました。

その中のひとつに『般若心経秘鍵』というものがあります。


今日は、その一節から。


＊＊＊＊＊

それ仏法はるかにあらず

心中にしてすなわち近し。

真如ほかにあらず

身を捨てていずくにか求めん。

＊＊＊＊＊


仏の真理というものは、

どこか遠くに存在するものではなく、

自らの心の中、つまり、すぐ傍にあるものだ。

真理はどこか他の場所にあるものではなく、

「自分自身」を除いて

いったい何処に存在するというのか。




…○○さんは、これを読んでどう感じますか？

私は、何度読んでも震えるほど感動します。

と同時に、改めて身が引き締まるような想いが湧いてきます。



ここで大事なことは

「自分自身が真理である」とは言っていない、という点です。



たまにですが、「私は悟っています」という方とお会いします。

私はまったく悟っていないので、羨ましい限りです。



”悟り”にも様々な表記がありますが、空海は『覚り』という字を使われたそうです。

まさに、”目覚める”ということです。


では、何に目覚めるのか。


それは、「私たちは常に迷妄(煩悩)に覆われている」という、どうしようもなく逃れられない事実に ” 気づく ” ということだと、私は捉えます。



大事なことなので、もう一度。

（テストには出ませんよ。笑）


＊＊＊＊＊

それ仏法はるかにあらず

心中にしてすなわち近し。

真如ほかにあらず

身を捨てていずくにか求めん。

＊＊＊＊＊


仏の真理というものは、

どこか遠くに存在するものではなく、

自らの心の中、つまり、すぐ傍にあるものだ。

真理はどこか他の場所にあるものではなく、

「自分自身」を除いて

いったい何処に存在するというのか。



…空海が言っているのは、「自分自身が真理である」という慢心の心ではなく、『真理に近づくための ” 気づき ” という入り口が、あなたの心の中にあるよ』ということなのではないかと思うのです。


だからこそ、空海自身も日々瞑想をし、日々経典を学び、「今、ここ」の自分の心と一瞬一瞬向き合い続けた。



それは、とりもなおさず「自分という存在は、常に迷妄という煩悩に覆われている」という、私たちの真の立場を理解していらっしゃったからに他ならないと思います。


そして、それこそが本当の「謙虚さ」だと、思うのです。




日日是好日。
”今日”を味わってお過ごしくださいませ。


空海式経営戦略コンサルタント
鶴岡えつこ



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