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経営者のための「如実知自心」通信
【第２２号】
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○○○○さん
おはようございます。

空海式経営戦略コンサルタント
鶴岡えつこです。

週末、いかがお過ごしですか？



私は昨日は、葛飾区にある勝養寺というお寺で『星供養』のご祈祷に参加させて頂きました。


星供養とは、その年の吉凶をつかさどる星をお祀りし、供養し、一年の繁栄を祈願するという、真言密教において古来より続く伝統行事です。


私も「宿曜」という密教占星術をお伝えさせて頂いている者として、日頃の感謝と共に、「私とご縁のある方に、星のお導きがありますように…」とお祈りして参りました。



ご祈祷後、ご住職さまと色々とお話しさせて頂いたのですが、

やはりそこでも「カルマ」の話になりました。



私たち人間がそれぞれ持っているカルマ(業)というのは、天体の影響を受けて引き出されます。

ですので、天体の位置を見ていくと「カルマの引き出され方」が見えてくるのです。


宿曜の「吉日」「凶日」というのは、天体そのものが”吉”とか”凶”のエネルギーを出す訳ではなく、

「天体との(位置の)関係性」を見ることで、その方ご自身が持っているカルマがどのように引き出されるのか？ということを見ていくものなのです。


そして、天体の動き方によって、自分のカルマがどう引き出されるか？は分かるけれども、カルマそのものが消える訳ではない、と宿曜経(原典)にも書かれています。


…と、ご住職さまから教えて頂きました。




このお話しを伺った時、実は今まで少し腑に落ちていなかったことが、とても納得がいきました。


宿曜”占星術”と呼ばれているので、どうしても「ラッキー・アンラッキー」のような二元論で捉えられることも多く、そこに何か上手く言えない違和感のようなものを感じていたのです。


でも、ご住職さまとも「結局、カルマ。ですよね。」という話になり、天体はそれを”引き出すだけ”なのだな、と。


そして、「天体の動きに合わせて生きていても、カルマそのものが消える訳ではない」というお話しには、深く納得しました。



そう捉えた時、古来の宿曜師は僧侶であった、というのも合点がいきます。


天体の動き、そしてそれがどう影響するか、を伝えるだけでは不十分で、

「過去(世)のカルマをどう受け止めるか」
「カルマの浄化とは何か」
「新しいカルマを作らないためには、どうすればいいか」

ということを説かなければ、いくら天体の動きを正確に伝えたとしても、”永遠に目的地に到着しないナビゲーションシステム” と同じになってしまうのだな…と。


この気づきは、宿曜師としてお仕事させて頂く上で、非常に大きな学びとなりました。



ご住職さまのお話しがあまりに分かりやすく面白かったので、「もっと宿曜について学びを深めたいのですが、一般的に出回っている宿曜の書籍は”占い方”が書かれているばかりで…。」と私が話すと、

「宿曜経そのものも読めますよ。大蔵経という経典の中に、宿曜経も書かれています。すべて漢文ですが。」

と言われ、

「か、か、漢文…。永遠に読める気がしません…」(私)



…まだまだ、宿曜師としての修練は始まったばかりのようです(汗)


（ちなみに。Yahoo！知恵袋に「漢文の翻訳アプリって無いんでしょうか？」と質問している方がいて、その返信のひとつに「そんなものはない。」と書いてありました。笑）





日日是好日。
”今日”を味わってお過ごしくださいませ。


空海式経営戦略コンサルタント
鶴岡えつこ



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