ブログとはちょっと違った内容の ・ベースの話 ・ジャズの話 ・ミュージシャンライフの裏話 ・日々の出来事 なんかを不定期で配信していきます

こんばんは。
ベース講師の星野徹です。

今日は、最近とても面白かった
ジャズ本についてシェアしたいと思います。

ジャズベーシスト鈴木良雄さんの
「人生が変わる55のジャズ名盤入門」
という本です。

僕は普段から、ジャズの評論本や
エッセイ集をけっこう読む方なんですが、
これにはちゃんと理由があります。

名盤や名曲って、もちろん音楽そのものが
素晴らしいのは前提なんですけど、
そこに「どんな視点で聴くか」が加わると、
まったく違った角度から音楽を楽しめるんですよね。

たとえば、ある評論家が
「このフレーズは時代背景と関係していて…」
と書いていれば、今まで何気なく聴いていた
部分に深みが出てきたり、

別の人が「ここのテンポ感が
当時としては異例だった」といった
切り口で語っていれば、「そんな風に聴くのか！」
と驚かされたり。

つまり、“他人の視点"を借りることで、
音楽がどんどん立体的に見えてくる感覚があるんです。

そんな中で今回読んだ、
鈴木良雄さんの
ジャズ評論本がすごく面白かったんです。

というのも、鈴木さんは評論家ではなく、
現役の演奏家。しかもベーシストなんですね。
つまり、演奏する側の視点、
それもベースというポジションから
見たジャズの世界が描かれているんです。

これはやっぱり、他の評論本とは大きく違います。
楽器の技術的な話や音楽理論だけではなく、
鈴木さん自身の実体験が多く、

実際に歴史に名を残す
ジャズレジェンドたちと言葉を交わしたり、
一緒に演奏したセッションの記録が
たくさん出てくるんです。

たとえば、
「スタン・ゲッツのバンドに参加した」とか、
「アート・ブレイキーから電話が
かかってきバンドに誘われた」とか、

現場を経験した人だからこそ書ける
リアルなエピソードが満載！
僕なんか「アート・ブレイキーって
ほんとにいたんだー」
と思う、そんな次元ですが笑

まさに“現場の温度感"がそのまま活字になっている感じで、
読み物としても面白いし、
演奏家としても学びが深い一冊でした。

そういえば余談ですが、僕も2年前に巨匠ベーシスト
RON MCCLURE氏にベースを習った際、
ウィントン・ケリー氏やウェス・モンゴメリー氏
の話をよく出されていて、
「こういう人たちってほんとにいたんだー」
と思ったのを思い出しました。

ジャズをもっと深く味わいたい方。
評論はちょっと難しそう…と感じている方にも、
今回の鈴木さんの本はとてもおすすめです。

演奏家としての視点から、
名曲や名盤に新しい光を当ててくれる、
そんな一冊です。

書籍はこちら
https://amzn.asia/d/0JKSorT


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この夏、新たに
オンライン教材をリリースします
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音楽理論とウォーキングベースを
オンラインで学べる新たな教材をこの8月に
リリースします。

詳細はリリースが近くなったら
改めて発表させていただきます。



【編集後記】

久しぶりにフレッシュネスバーガーを食べ、
クオリティが高くて驚きました。
でもバーガーはしばらくいいかな…
と思ってしまった40代です。





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配信元：Line on Bass事務局(東京都新宿区喜久井町37−1 )
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