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採用定着のヒント 西野毅

労基署の調査、断ってもいいのか?

2025年02月19日



社労士で採用定着士の西野です。

今年に入り、労働基準監督署(労基署)
による調査が急増しています。

多くの経営者の方々は、「労基署の
調査なんて、これまで一度もない」と
感じているかもしれません。

しかし、いつ調査の対象となるかは
予測できません。

詳しくは前回のメールをご覧ください。
https://mail.os7.biz/b/Sye0/1847295

ある日突然、労基署から「労働条件
調査の実施について」という書面が
届くことがあります。

そこには、実施日時や準備すべき書類
などが記載されています。

このような通知を受け取ると、不安や
戸惑いを感じ、調査を断りたいと
思うかもしれません。

そこで、まず労働基準監督官の持つ
権限について整理してみましょう。

労働基準監督官には、事業場への
立ち入り調査(臨検)や帳簿・書類の
提出要求、使用者や労働者への尋問を
行う権限が与えられています。

そのため、企業側が調査を拒否することはできません。


調査を拒否したり、虚偽の報告を
行ったりすると、30万円以下の罰金が
科せられる可能性があります。

さらに、労働基準監督官は、
司法警察官としての権限を持ち、
調査の結果、法令違反が認められた
場合、逮捕や送検といった強制的な
措置を取ることが可能です。

かなり大きな権限と言えます。

調査を拒否することで、強制調査の
対象になるなど、かえって状況が悪化
するリスクがあります。

したがって、労基署から調査の要請が
あった場合は、誠実に対応することが
重要です。

とはいえ、実際に調査の通知を受け取る
と、不安を感じるのは当然です。

日頃から労務管理を適切に行い、
万全の準備をしておくことで、いざと
いう時にも落ち着いて対応できます。

このような状況に備えるため、労基署
調査に関する勉強会を開催いたします。

実際に労基署から届いた書面の内容や
私が立ち会った際の経験、監督官との
やり取りなど、具体的な情報を共有し
皆様の不安を解消するお手伝いをいたします。

労基署の調査が増加している今、
適切な対応が求められます。

ぜひ勉強会にご参加いただき、万全の
準備を整えましょう。

以下、勉強会の詳細をご案内いたします。
------------------------------

■勉強会テーマ:
「労基署調査の実態と効果的な対応策」

■日時
2025年3月6日(木) 14時~
(60分間程度)

■お申し込みはこちらから
https://form.os7.biz/f/5ad3f908/

■内容
1.労基署からの届く書面とは?
実際に届いた労基署からの書面を
お見せしながら、通知の意図や重要
ポイントを解説します。

2.労基署調査に必要な書類と準備方法
調査時に求められる書類の一覧と、
それらを適切に準備・管理する方法を
具体的に説明します。

3.労基署が注目するチェックポイント
労基署調査で重点的に調査される
項目を詳しく解説します。

4.同一労働同一賃金に関する
労基署の視点
同一労働同一賃金の観点から、労基署
がどのような点を確認するのか、
具体的な事例を交えて説明します。

5.調査後の是正勧告の流れと対応方法
調査後に交付される是正勧告書の内容
是正報告書の作成・提出方法、そして
是正勧告を無視した場合のリスクなど
是正勧告に関する一連の流れと適切
な対応方法を解説します。

6.労基署調査に備えるための実践的対策
日常的に行うべき労務管理の
ポイントや、調査に備えるための
社内体制の整備方法を提案します。


■お申し込みはこちらから
https://form.os7.biz/f/5ad3f908/


------------------------------------

西野社労士事務所・株式会社チーム力アップ
では、中小企業の人事・労務に関する問題に
幅広く取り組んでいます。

ご相談はこのメールにご返信または
お電話で承ります。
【初回相談 無料】
TEL: 090-7551-3570

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