力石Vol.203 大安も仏滅も無視で良し
大安とか仏滅とか気にしますか?
結論から言います。
六曜って根拠のない暦です。
日本一の暦研究オタクの
藤本先生が自信を持って教えてくれる
ネタの一つです。
古暦には、
日付や過去の暦から読み取れる
時節の傾向、天文現象の予報以外
迷信的な書き込みも多く
(吉凶、禁忌など)
これらを暦注といいます。
暦注には、陰陽五行説や干支、
干支(かんし)、十干など、
意味や解釈に根拠があるものと、
全く意味がないものが混ざってます。
全く意味のないものの代表それが六曜。
そう先勝友引先負仏滅大安赤口あれです。
今何でもインターネットで調べられ
もっともらしい解説も書かれていますが
ネットが正しいわけではありません。
書いたもの勝ちです。
今日は六曜の真実をお伝えしますので
10、20年後に暦から六曜が消える事
消えても問題ない暦だと
信じる方が増えたらいいな、と。
絶対記録に残っていない明治政府と
西洋の取引の裏で僅か14日とか
3ヶ月とか言われる短期間で
財政難だった明治政府が
西洋に尻尾を振って
旧暦から太陽暦に変更を余儀なくされた
ことが発端です。
当時は福澤翁がなんだかんだ言って
新暦の読み方マニュアル的な本を
発行して、大ヒット。それで
なんとなく国民は治りましたが
もちろん多くの人は憤り混乱し
中でも長年旧暦を大事にしていた
地方の神社を中心とした勢力。
当時の宮司の日記などには
明治政府への不満でいっぱいと
日記を見せてもらった先生は
おっしゃってました。。
六曜の起源は中国の宋の時代・・
と言うことになっていますが
当時の記録にあったのは
大安と赤口のみ。
それ以外は”改暦後”に日本で
大急ぎで足されたと言ういい加減さ。
役人と印刷会社が適当に
追加した言われています。
仏教も神道も一切関係なし、
親鸞は六曜を完全否定(意味なしと)
国としても暦認定していなかった
そんな六曜が表舞台に出た理由。
改暦後のシリウス暦(後グレゴリオ暦)
が、国内で不評を買い
困っていた明治政府が
改暦後に、暦本の暦注くらいには
「日本独自ってことで入れるか」
的な軽さで追加。
カレンダーの曜日、日の下に
大安とか書いてあるあの感じ。
主たる暦としては西洋との
約束でグレゴリオにした手前
暦注くらいなら・・と言う判断。
しかも、独自なら文句もなくない?
的な。
暦変えるってとても重要で
本来は、国の覇権関連する案件。
一旦西洋の協力を得て
武器だなんだもらった手前、
今更旧暦を復活もできない。
じゃ「旧暦的な」「日本独自」
ってことで六曜追加!そんな展開。
そもそも明治政府も六曜が
意味を持たないことを知っていて
元々暦をオカルト的なものとして
捨てたくて、
こんな根拠のないおまじないは
国民も見向きもしなくなるだろうと
出したはずの六曜がなぜか
受け入れられ続いてしまった。
六曜、新月基準という意味で旧暦的だけど
先ほどの先勝>友引>先負>仏滅>
大安>赤口の順で
新月ごとに最初の順番変えて
ひたすらこれを繰り返す・・・
月の満ち欠けも星も太陽も
関係なし。
(チェックしてみてください、
特に新月前後の並びバラバラ)
次の新月が大安だとして、
前の新月から6種の日を
ひたすら繰り返した結果、その
前日が大安だと、大安が2連続。。
だからと言って、この時期に
特別なハッピー
エネルギーがある根拠はゼロ。
でもウェディング業界や
葬儀関係を中心に
今でも根強い需要。
海上自衛隊の「暦注あれこれ」にも、
旧暦といえば六曜と言われるくらい
冠婚葬祭を中心に根付いているが
江戸時代は見向きもされなかった
と書かれていました。
そりゃそうです、実際
2つしかなかった。
ただ、歴史も、背景も思想もなくても
共通的無意識の中で
暦注のエネルギーをして連呼され
根付くこともあると言う例。
大安に結婚したから幸せとか
仏滅に結婚して不幸になったとか
誰も検証していないので
今も恐る恐る受け継がれている
与太話ですね。
と言うことで
集団的エネルギーの働き的にも
六曜の存在は面白い結果を
産んではいます。
信じるエネルギーが
ないものをあるようにしたわけです。
(実際ないですが)
さて、古暦の勉強したり
パワーストーン師匠が
3年ぶりに来日して補講したり、
久しぶりに、色々と学んでいます。
口角はずっと上げてますよ。
まこ
記事一覧
力石Vol.243 7/5に日本が守られた理由 祈りと陛下とモンゴルの謎
今回長いですよ。 さて、皆さん7月5日何か起こるかもしれない。たくさんの方がある方の予言書のような本に書かれている7月5日日本大災害、そんな話をなんとなく頭の片隅に出て、少し
2025年07月16日
覚えていらっしゃいますか、り・き・い・し? なんと1年3ヶ月ぶりだったようです 特別な決断があったわけでもないのですが、 昨年、多忙な時期を迎えたタイミングと 書いている内
2025年06月17日
お久しぶりです! 最近すこぶる気分が良くて やりたいことしかやっていない毎日 そんなある日、友人から 「絶対に見て!」という動画が来ました その人自身、地に足がついていて
2024年03月16日
長いですが、お金に興味なくても 勉強と思って読んでください 天皇誕生日、朝からテレビ見てましたら 投資詐欺の話をやっていました。 私は、やっぱりな・・・と思いました。 今
2024年02月23日
ご無沙汰しております。 もう2024年もひと月、 あっという間に過ぎちゃいました 今日はスピでもご利益でも なんでもないお話 喉の痛み、咳に対処するには 何がよかったか?と
2024年02月02日
2024年の元旦は特別!と 言われているのはご存知ですか 西暦で1月1日というこの日 天赦日、一粒万倍日 年周りは甲辰(きのえたつ) 元旦は、 干支で甲子(きのえね) 甲
2023年12月29日
もうあと一週間で 2023年も暮れようとしています。 そんな私は年末年始、船の上です。 さて年末年始何をすべきか 毎年のことですがおさらいしますね。 新年を迎える準備として
2023年12月24日
力石Vol.236 目に見えないから知らんとか言ってる場合じゃない
わたしが世間で言う 「スピリチュアル」分野で 仕事をさせてもらっているせいか 目に見えないことを 扱う専門なわけです でも世間ではまだまだ 目に見えないことは信じないとか 科
2023年12月06日
ご無沙汰しておりますぅ 過日、今季最後のクルーズ船から 無事下船しました 乗船前から また好きで始めた「勉強」で もっと幸運を呼び込むため 意識の仕方を修正していく 行動心
2023年11月16日
さて、気がつくと前回の投稿 それは旧暦9月・・・・ ひと月放置というこの頃。 壮大な気づきをまとめようとしていて それを発信したいなぁ・・・・・・ と思っているうちに、 まとま
2023年11月15日
10/15 -旧暦9月(〜11/12)が始まって、 ドンピシャで初日15日からもう大吉日・・ ということを、藤本先生がわざと 旧暦9月の大吉日の発表を その過ぎようとする 大吉日の夜にする実験 (理
2023年10月18日
ご覧になった方もいるかもですが 林センセイの番組で、先生が 世界トップレベルの睡眠医科学研究拠点 IIIS(トリプルアイエス筑波大学の 柳沢正史機構長から 最新の睡眠について伺
2023年10月09日
9/29金曜は中秋の名月 夜の7時前がまさに満月 中秋の名月は旧暦8月15日の月 旧暦の秋は7月〜9月、 秋の真ん中が中秋 必ずしも満月とは限らないものの 今年で3年連続満
2023年09月28日
なんだか日にちを1日勘違いしていて 今日から旧暦8月でした、 前日に配信しようと思っていたのに〜 いきなり今日15日か大吉祥日です さて旧暦八月(9/15 - 10/14)
2023年09月15日
この夏の大きなイベントと言えば、 私にとってはクルーズ船での仕事。 簡単に言えば船で働く人たちと 日本人ゲストとの通訳。 1日8時間の勤務時間も 配属先によって時間まちまち。
2023年09月12日