オサイフヒロタ｜すずきのりこ(*´-`)日誌バックナンバー

オサイフヒロタ

2021年03月17日

あったかくなってきたので

バイク通勤の時に着るウインドブレーカーを見に

近くのショッピングモールに行った。

買い物が終わって

通路にあるソファに座ろうと思ったら

ハイバックのいい感じのソファの座面に

黒い小箱のようなものがあったのね。

ま、よく見ると小ぶりなお財布だったんだけど

場所取りでもしてんのかなーって思って

ちぇ、なんだよーって

違うとこに座ろうとしたんだけど

よく考えたらそんなわけないよね　笑

隣に座ってた女性に尋ねたけど

その人の物じゃないらしい。

あーこれ　落とし物なんだ。

まったりとくつろぎたい気分は投げ捨てて

サービスカウンターに届けることにした。

サービスカウンターってさ

必要ないときはよく見かけるけど

必要な時は

どの階にあったのかも覚えてないのね　笑

もともと2階にいて

1階におりてみたんだけど

スーパーしかなさそうで

3階に上がった。

少し歩き回ったら

エスカレーター前の

サービスカウンターにちょうどいいくらいのスペースに

yogiboとか新生活家電とかがディスプレイされてて

あら素敵、、、なんて言ってる場合じゃない。

お財布の

中身は怖くて見れなかったけど

サイドから見ると

カード類がたくさん入ってて

クレジットカードとか保険証とかかな

これきっと困ってるよ～この人

やばいやばい

私だったら青ざめて

どうしていいかわかんなくなってるよ、きっと

早く届けて、

本人が来たときにすぐ手渡してもらえるように

してあげなきゃ

そういえばサービスカウンターの背後にも

エスカレーターがあったなぁって思い出して

そのまま

そこから2階をのぞき込んでみた。

あった！　

サービスカウンターだ！

そのまま財布を握って

エスカレーターを下ってカウンターに向かった。

女性のスタッフはお客さんに対応中

あと一人の男性スタッフはどこかに電話してた。

電話が終わるのを待って声をかけた

「あの～お財布拾ったんですけど」

ふと見ると男性スタッフの手には

鉛筆書きの小さなメモ

「二つ折り、黒色…」

あれ？この財布と同じ特徴だ。

スタッフさんは

財布を見た瞬間、驚いた表情になって

少し離れたところに座っていた女性客のほうを見た。

慌てて駆け寄ってくる女性客

「あった～～～～」

お財布を落として

しょんぼりと

カウンターに届け出てたとこだったみたい

今にも泣きそうな顔で

「ありがとうございます」と何度も言われた。

重ねて何度も

「お礼を何か…」って言われたけど

大丈夫ですよ～～なんて

爽やかに対応　笑

ひゅーひゅー

いやー

直接手渡せてさぁ、これって最高じゃない？

こんないい気分にさせてもらって

これ以上望むことなどあろうか

いいことできてよかったな。