私の過去の経験を生かしての、読者の方々が「自己啓発の罠」に嵌らないようにするためのアラートをしていくと同時に、自己啓発、出会い、お金等の情報ビジネスにおける「本質」にリンクした記事を発信して行きます。

こんにちは、よっしーです。

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今、私自身をステップアップ
させるために、最大のやらかした話を
シリーズ化して書いています。


前回のメルマガ「最後の散骨ミーティング」
はやらかしナンバーをつけることを
忘れてしまいました
「やらかし８　最後の散骨ミーティング」
です。


今回はやらかしの第９話目です。
1～８話と番外編は
バックナンバーで読むことができます。
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読者の方から、なぜ法テラスでなくて、
弁護士会に相談に行ったの？
という質問があったので、お答えします。


法テラスは無料で弁護士が法律の
相談にのってくれるという制度ですが、
ある一定の収入があると
法テラスでは相談できません。


３０分、５０００円で弁護士会で
有料相談を受けることになります。


この相談にのる弁護士先生は当番制で
わたしが当たった弁護士先生は、
女性でＳさんといいます。


よさそうな感じだったので、今後も
Ａさんの資金回収についての相談は
Ｓ先生にお願いすることにしました。


～～Ｓ先生の弁護士事務所にて～～

・Ａさんがこれまで渡したお金を
　貸金と認めてくれて、分割して
　返済することに同意したこと。

・公正証書に作成に同意したこと。

以上のことをＳ先生に報告し、
公正証書の作成のレクチャーを受けました。


Ｓ先生は、公正証書につくるにあたって
一番大事なのは

「しっかりした担保を取ること、
返済能力のある連帯保証人を取ること。
ベストはその両方を記載することです。」

と言いました。


ここでわたしが把握している担保に
なりそうなものを考えて、
Ｓ先生に言いました。


まずクルーザーは除外しました。
もし沈没でもすれば、担保の価値はゼロ
になるからです。


Ｓ先生も
「そうですね。担保にするには
リスキーですね」
と同意してくださいました。



会社の土地建物も除外しました。
ど田舎にあるので、資産価値が
低いからです。



Ａさんの会社の中で一番資産価値が
ありそうなのが、業務用の車です。
1000万円した車が１台と、数百万した車を
数台所有しています。


これを言ったところ、Ｓ先生は

「よっしーさん、そんな特殊な車を
差し押さえたして、いざ売却することに
なったときに、よっしーさんはそれを
売ることができますか？」


なるほど、この特殊な業務用車両を
使う業種の会社は、県内に数社
しかありません。


さらにこの業界は特殊なだけでなく
閉鎖的な業界です。

いざ、車を売却するとなると、
足元を見られて買い叩かれた上に、
結構な手数料を取られることに
なるでしょう。


もうひとつ、お金になりそうなものが
あるので、それを言いました。

「Aさんは駅前に１億円のビルを所有しています。
これの抵当権を担保にするのはどうでしょうか？」


Ｓ先生は
「悪くはないけど、名義の書き換えとか
手数料が発生しますね（１０万円くらい）」


わたしは
「なるほど、わかりました。
では連帯保証人を奥さんにする
というのはどうですかね？

Ａさんの奥さんは特殊技能を持った
公務員です。
年収が１０００万円以上見込めます。」


Ｓ先生は

「あら、それがいいわね！！

公正証書にＡさんの奥さんを連帯保証人
に記載すれば、いざとなったら
裁判することなしに、給料を差し押さえ
することができます。」

「Ａさんの奥さんを連帯保証人に
することができれば、担保は
無理して取らなくても大丈夫ですよ」


わたしは、公正証書を作成するときに
Ａさんの奥さんを連帯保証人にする。
それがだめなら、ビルの抵当権を取る。
という、この2点を要求することにしました。



そしてＡさんは奥さんを保証人にするのは
すごく嫌がるだろうなあとも思いました。


でもＡさんい嫌われてもいいし、
これを機に絶縁しようと思っていたので
この2点をしっかり主張しようと決意しました。

～～～～～～～


そして、公正証書作成の日が
やってきました。

わたしは予約した時間の１０分前に
公証役場に着きました。
Ａさんはぎりぎり到着しました。


公正証書を作成する前に、
「このような内容の公正証書を作ります」
という書類を作成します。


その書類には担保と連帯保証人を
書く欄があります。



Ａさんは、金融機関に務めていた経験が
あって、公正証書を作成した経験があります。

わたしはＡさんのリードに従って
書類に必要事項を記入していきます。


利子を書く欄になって、Ａさんは
「このような利子でお願いしたい。」
と言ってきました。


Ｓ先生から、利子の相場を聞いていましたが、
その相場の1／３くらいでした。


わたしは利子で儲けようという気はなくて
さっさとお金を回収して、Ａさんと
絶縁しようと思っていたので、了承しました。


そして担保の書く欄のところに進んだとき

わたしがＡさんに
「担保ってなにか考えていますか？」
Ａさんは
「・・・特に考えていません」

Ａさんにすれば、わたしが言われるがままに
書類を書いて、印鑑を押すだろうと思って
いたのか、少し驚いたようすでした。


「では連帯保証人を奥さんにしてください」
とわたしが言いました。

「弁護士から公正証書の書き方の
レクチャーを受けました。
そこで奥様を連帯保証人にすることが
ベストというアドバイスを頂いたのです。」


Ａさんは一瞬、フリーズしました。

そして絞り出すように
「それは出来ません。」
といって、

そこからは「今は」できない理由を
ペラペラと並べ立てます。


そして
「今年の6月をすぎれば、できるかも
しれないんだけどなあ」
と言います。


ちなみに、交渉を進めていくうちに、
この保証人の話が再出したときは
「来年の6月を過ぎたら、なんとか
なるんですけどね～」
みたいなことを言い出しました（笑）



しばらく沈黙があって、

わたしは
「では担保として、ビルの抵当権を
担保にすることはできますか？」

と聞きました。

Aさんはほっとしたように


「わかりました。今第一抵当権は〇〇という
金融機関なので、第二抵当であれば
1230万円に見合うものになります。」

「いろいろ手続きが必要なので
1か月ほど時間をください。」

というので、ではその準備ができたら
公正証書をつくりましょう
と書類の作成は中断して、解散となりました。


ここからは、わたしはＡさんの
闇の部分をつつく。
Ａさんはごまかす、話をそらす
という攻防が数か月にわたって続きます。


次回はその攻防について書いていきます。


ではまた！！