独身女性のお金の専門家 川井真澄が配信するメルマガです。

こちらのスーパーには
お米が並ぶようになりましたが、
そちらの地域はどうですか？


買えるようになって
ひと安心ですが高いですね。


野菜も全体的に高めで、
ジャガイモが200円を超えてたときは
買うのを止めました(^^;)


出ていくお金を意識しないと
ドンドン支出が増えてしまいますね。


10月は食品や郵便の値上げがあり、
パートやアルバイトで働く人にとって
気になる社会保険適用拡大という
制度の変更もがあります。


正社員には関係ないと
思われるかもしれませんが、
仕組みを知っておくことは
これからの生活に役立つはずので
おつきあいください。


ここから本題です。


10月から始まる社会保険拡大は
従業員が51人以上の企業においても
一定のラインを超えて働く人は
厚生年金や健康保険の社会保険に
加入することになります。


＜対象者＞
☑働いている企業が従業員数51人以上
☑週の所定労働時間が20時間以上
☑所定内賃金が月額8.8万円以上
☑2か月を超える雇用の見込みあり
☑学生ではない


ボーダーラインが
月額が8.8万円以上ということで
「106万円の壁」と言われています。
（8.8万円×12ケ月）


この壁のギリギリで働いている人が
壁を超えると社会保険料が引かれることで
長く働いているのに手取りが減ってしまう
現象が起こり損だと考えるようです。


本当に損なのかを考えてみましょう。


106万円の壁を超えると
厚生年金と健康保険に加入します。


厚生年金の3つの役割
　├老齢厚生年金
　├障害厚生年金
　└遺族厚生年金


国民年金に上乗せされるため
老後に受け取る年金が増えます。


障害年金も上乗せされるうえに
保障範囲が広いです。


家族が受給できる遺族年金も上乗せになり
受け取れる家族の範囲が広くなります。


健康保険
　├傷病手当金
　└出産手当金


それぞれ給料の2/3相当を受給できるため
安心材料になるでしょう。


家族の健康保険の扶養に入っていても
こういう手当金は受け取れません。


106万円の壁を超えるメリットは2つ！
（1）老後の生活の支えが増える
（2）「もしも」の支えに厚みが増す


では、手取りが減るという部分に
注目してみましょう。


＜時給1200円の場合＞

月70時間
年収　　100万8000円
手取り　100万2200円
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
　▼

月85時間
年収　　122万4000円
手取り　101万5540円
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

週 約4時間働く時間を増やすと
手取りをほぼ変えずに
社会保険のメリットが
プラスされることになります。


死亡保険や医療保険の見直しにも
繋がるのではないでしょうか。


106万円の壁を超えて働くことが
損だと考える人もいれば
得だと考える人もいます。


働く理由は人それぞれです。


自分にとっての
「得」な働き方を考えよう。


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