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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2020年12月1日号

皆さまこんにちは！
ついに今年もあと１ヶ月になってしまいました。
いかがお過ごしでしょうか？

西洋占星術によると今年末に220年続いていた
土の時代が終わり、風の時代になるそうです。

これがどういう影響を与えるのかはわかりませんが、
歴史に残る激動の2020年の感じから予想すると
時代が変わるのは間違いないような気がします。

誰も生きたことの無い時代、どんな風になるんでしょうか？
私の体感ではしばらくは混乱が続くものの
これまで集団からはみ出しがちだった人
個人的にやりたいことがある人にとっては
すごく生きやすい時代になるのではと思っています。

私もこれまでの時代にあまり馴染めなかったので
楽しみにしているところです。

では今号もよろしくお願いいたします！



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【今月のメニュー】
１．発表会が終了しました！
２．note記事の紹介
３．12月、年末年始のレッスンスケジュール
４．私の緊張コントロール法



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【発表会が終了しました！】
先日、発表会が無事終了しました。
某ウィルスの感染者数もかなり増え始めていたので
開催する最後のタイミングだった気がします。
開催できたこと自体がありがたい会でした。

今年の演奏イベントが無くなり、久しぶりの本番だった方も
多かったと思いますが、それを感じさせないような
自己ベストを記録した演奏が多かったように感じます。

演奏会が全て延期になったから出演できたという方も
結構いらっしゃったり
偶然会場も変更になり普段より大きなホールで演奏できたりと
いろんな意味で特別な会だったのかもしれません。

今回の演奏で色々なことを感じたり、
次への道標になるような体験をされた方も
多かったように感じます。

もう次の曲も考えている方もいて
皆さん本当に演奏することやクラリネットや音楽が
好きなんだなと改めて感じました。

今回は懇親会がなく、生徒さん同士お話しする機会も少ないかと思い
発表会のご感想を任意にいただいていますが
それを読ませていただいても
感じることができました。

これからも出来る限り色々なサポートしていきたいと思います。
次回は来年6月ごろに勉強会を開催する予定です。
基本的な内容は同じですが、形態を少し変えて
より濃いものにしていきたいです。


＊発表会の曲順はこちら
http://clarinet.blog.jp/archives/36298859.html

＊発表会当日のレポートはこちら
http://clarinet.blog.jp/archives/36548977.html



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【note記事】
11月後半に書いた記事です。定期購読していない方は一記事ずつの購入となります。

●『練習を休むと罪悪感でいっぱいになってしまう方へ』
上達のために適度なお休みは必要ですが
休むのが怖い、罪悪感が出てしまうという方へ
https://note.com/fujisaki_cla/n/nf9b6cf4ef2bf


●『速いパッセージが仕上がらないのは、これができていないから』
これを放置して繰り返し練習しても、いつまでも粒が揃わなかったり
滑らかにつながらないのです。
https://note.com/fujisaki_cla/n/n9e8a2ce464fe


●『こういう時は特に息のことを考えよう』
管楽器は息が十分使えていないと何も始まりません。
特にどういうところで息が必要なのか、書きました。
https://note.com/fujisaki_cla/n/n9d7e6e6b3712


●『褒め言葉をうまく受けとれないとき』
褒め言葉は相手からのプレゼントですが、素直に受け取れないことも
多いと思います。そんな時のアドバイスです。
https://note.com/fujisaki_cla/n/n550a966c6bb3



定額で全ての記事が読める定期購読をお勧めします。
https://note.com/fujisaki_cla/m/m1a48ccbdb473


購入方法についてはこちらをご覧ください。
http://clarinet.blog.jp/archives/36299845.html


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【12月、年末年始のレッスンスケジュール】

・12月11日は出張と選定の為レッスンはお休みです。
・年末年始のお休みは12月28日〜1月3日まで
（コンクール、受験レッスンはお休み中も受け付けます）

＊水曜〜日曜10：00～18：30スタートまで
月・火曜日はお休みです。
キャンセルは前日20時まで無料
それ以降はキャンセル料を承ります。


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●私の緊張コントロール法
＊noteの記事ですが、教室の生徒さん
メルマガ読者の方に特別に公開します。
ぜひ参考にしてください。

毎年発表会では最後に私も演奏するのですが、
ここ数年は息が浅くなったり身体が固まるなどの
困った緊張は全くありません。

かと言って緊張感ゼロではなく、
自由に動けて集中力がある状態。
振り返ると理想に近い状態で演奏できています。
特に今年はうまくいったと思います。

しかし緊張とうまく付き合えず辛かった時期から考えると、
こんな状態で演奏できるなんて夢のようです。

私の緊張歴史は大学2年の時に遡ります。
それまではさほど困った緊張はなく演奏できていましたが、
大学2年の学内演奏会で
フランセのテーマヴァリエーションを演奏したときにそれは起こりました。

練習では調子良く演奏できていたのに、
本番で指がフリーズしてボロボロになってしまったのです。
悔しくて泣きながら帰ったのを覚えています。

それからまた同じことが起きるんじゃないか？と怖くなり、
２年生の最後の試験でもボロボロ。
向こう1年のオーケストラのポジションが決まる試験だったのに、
結果は自分より下手だと思っていた子がいいポジションに上がり、
評価した先生をも恨みたいような気持ちでした。

この後はだましだまし本番をやり過ごすという状態でしたが、
指のフリーズや震えだけでなく、
緊張による力みでリードが豹変してリードがガサガサ、
音が別人になったりと、本当に悔しい思いをしてきました。

今思うと原因はこれではないかなと思います。

・人前で演奏する意味や身体の使い方がわかっていなかった

・評価に異常にこだわっていた

・自分をよく見せようという気持ちが強かった

・本番に臨むための準備の仕方を知らなかった

・過程より結果を重視していた

こんな状態ならうまくいく方が不思議です。
本当に考え方からしてガッチガチだったんだなと思います。

大学2年が過緊張の第１ピーク。
第２のピークは教室を始めて発表会などで演奏するときでした。
他の演奏の仕事ではほとんど緊張しないのに、
生徒さんの前では異様に緊張するのです。
ここでも同じ、評価を気にしてよく見せたいというのが大きな原因だと思います。

「レッスンで偉そうなことを言ってるんだから失敗できない」
「先生だから上手に吹かなきゃ」
「生徒さんに下手と思われたくない」という気持ちでいっぱいでした。

結果を出さなければならないのに運営にエネルギーを取られ、
準備も満足にできない
・・そういう意味では学生時代よりハードルは高くなっていたと思います。
深呼吸したり本番前に水を一口飲むのが精一杯の対策でした。

この苦しい状態の時に、アレクサンダーテクニークに出会いました。
生徒さんの力みをなんとかしたいという思いで学び始めましたが、
結果的に緊張についても学べ、
自分にも活用できて一石二鳥以上のギフトを得られたのです。

アレクサンダーテクニークで学んだのは、
望む結果を出すための方法。
結果を取りに行くのではなく、過程での身体の使い方の習慣を変え
それを積み重ねていくことで、結果は勝手に生まれるもの、
ということを繰り返し繰り返し学びました。
これが１番の土台になっていると思います。

この考えは本番までの準備にも使えます。
どんな演奏をしたいかを決めてリードを選ぶ、
練習スケジュールを考える、
練習内容を考えることで実になる準備ができるようになりました。

また、結果までの道のりを整理して論理的に考えることで、
必要なことや自分の邪魔をしているものもはっきりわかるようになりました。

また、このような新しい習慣で動いていくと、
人の評価が気になるなどの邪念が入る隙がなくなるんです。
望む演奏をするためにやることが沢山あるので、
それを全部やるだけで緊張する暇もなくなります。

何度もこれを体験すると
「過程を丁寧に積み重ねると本当に結果的に質の高い演奏がやってくる」
ということを実感するようになりました。
回を重ねるごとに効果を確信でき、生徒さんにも伝えられるようになりました。

でも時々元に戻ることもあります。人によく思われたい欲が顔を出すのです。

そういう時は、自分はこういう考えに占拠されたいのかを問い
「人はいいから自分はどうしたいのか」と
自分の本当の望みを常に思い出すようにしています。

「人の評価は自分ではコントロールできないもの」
これも思い出すようにしています。
人それぞれ好みも視点も違うので
「上手に吹けば良い評価を得られる」という方程式も絶対ではないんです。

今回の発表会ではこのようなことをやりました。

・準備段階から過程を丁寧に実行する

・結果は後からついてくるものと思い出す

・うまくいかなかった時の次の手を考えておく

・人の評価はコントロール不能と思い出す

・妄想と現実を切り分ける

これらはただ思うだけでなく、
実際の行動が伴って初めて使えるようになります。
詳しくは緊張対策のグループレッスンなどでお伝えしています。

過緊張は辛い体験でしたが、
自分が困らなければ学ばなかったし、
それをシェアすることもできなかったと思うので、
今では過緊張体験も必要だったと思っています。

例外もありますが、緊張はほとんどの方にとってコントロールできるものです。
せっかくの練習の成果を水の泡にしないために、
緊張対策も学んで本番の質を上げて、
充実感をより味わってほしいなと思います。



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【あとがき】

次回は12月15日配信の予定です。


疑問質問など随時受け付けています。
頂いた疑問質問に対するお答えは、こちらで紹介させていただきます。



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クラリネット＆アレクサンダーテクニーク
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