「最後の家族写真」｜保険を売らない保険屋の「あのメール」バックナンバー

「最後の家族写真」

2019年11月11日

これが妻の最後の写真です。。。

家族の集合写真。
その１０日後に奥様は亡くなられました・・・

○○○○さん、こんにちは。
先日、保険会社主催の講演会を聞いてきましたので、
シェアさせていただきます。

奥様を10年前に亡くされた男性　
木本努さんのお話です。

２００８年１２月。
奥様の体調が悪くなった。

仕事が忙しいご主人様は、奥様に
「病院に行って検査してもらいなよ」
と言うしかなかった。

２００９年２月３日
がん発覚。

２月５日
これから本格的な闘病生活に入るという前に、
１時間だけの帰宅。

その時の家族写真がスライドで紹介された。

おー、奥さん元気そうじゃん。
こから闘病生活かぁ、
きっと大変なんだろうな。。。

そう、不謹慎ながらも僕は思った。

スライドは消え、ご主人様は、こう言った。

「これが、妻の最後の写真です。。。」

えっ・・・

これから治療が始まるって言ってたじゃん。

これから、
よくドキュメンタリー番組とかで見る
病院での治療風景の写真が紹介されるんじゃないの？

がんと宣告されて、
１０日後に奥様は亡くなられたんです。

たった１０日後ですよ。

奥様享年４２歳。
１１歳、６歳、２歳の男の子３人。

そこから、木本さんの父子家庭生活が始まるのです。

ところが、
仕事と子育てと家事のバランスが取れなくなり
仕事をやめられ、
専業主夫となられた。

木本さんが専業主夫になってやったこと

それは・・・

大泣きしたこと。

奥様が亡くなられて５年間。
毎日が慌ただしくて泣いていなかったそうです。

メンタルクリニックで
「思いっきり泣いてくださいね」
と言われ、
大泣きされたそうです。

５年経って、
泣きすることで、
ようやく、奥様の死と向き合うことができたそうです。

男ってそうかもしれませんよね。
「男は泣くもんじゃない！」
と思い込んでいるかもしれない。

考えてみると、
僕は大泣きした記憶はありません。

○○さんは、大泣きされたことありますか？

ひょっとしたら、
泣くことが自分自身のケアになるのかもしれない。

このことを覚えておきたいなと思います。

父親としてのプライドと弱さを話してくれた
木本努さんのブログをご紹介します。
もうすっかり大きくなったお子さん3人との奮闘記がつづられています。

『「父子手帳」代表取締役主夫でした』
https://kurama640203.blog.ss-blog.jp/

僕は、保険屋なので、常日頃死について考えています。

が、
この木本さんのお話を聞いて、

奥様に万が一のことがあったことも
真剣にお客様と考えていかないといけないと
保険屋としての使命感を感じました。

最後に、1つ問いかけをさせていただきます。

○○さんが死を迎える時、
配偶者、家族から何と声を掛けてもらいたいですか？
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そう言ってもらえるような生き方をしましょうね。