ハッピーキュレーター阿野友範が心と体とお金がハッピーになる情報をお届けします。

○○さん、あのメールの時間が参りました。

ミサイルが飛んできたら・・・

北朝鮮とアメリカが緊迫した情勢になって来ていますが、
仮に北朝鮮のミサイルが日本に落ちて被害が起きたら、
戦争になって被害が起きたら、
保険は役に立つのでしょうか？


保険には、
自動車保険や火災保険が分類される損害保険と
死亡保障や医療保障が分類される生命保険が
あります。

いずれの保険も保険会社が策定する保険約款に基づいて支払われます。


ある損害保険会社の約款では、
「戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または暴動」
による損害は、保険の対象外とされています。

ですので、ミサイルで、
建物や自動車が破壊されたり、ケガをしても
補償されません。


また、
ある生命保険会社の約款では、
「被保険者が戦争その他の変乱により死亡しまたは高度障害状態に該当した場合に、戦争その他の変乱により死亡しまたは高度障害状態に該当した被保険者の数の増加がこの保険の計算の基礎に影響を及ぼすと認めたときは、会社は、その影響の程度に応じ、死亡保険金または高度障害保険金（災害入院給付金、疾病入院給付金、手術給付金等）の金額を削減して支払うか、またはその金額の全額を支払わないことがあります。」
と書かれています。

つまり、
ミサイルで死亡したり、高度障害になったり、
入院、手術を受けた場合には、
保障されないか、保障額が小さくなります。



では、保険は役に立たないのか？



実は、東日本大震災の時、

生命保険会社の約款には、
「地震、噴火または津波により死亡等した場合は、金額を削減して支払うか、またはその金額の全額をお支払いしない場合があります。」
と明記しているにもかかわらず、

全保険会社は、
保険の支払いをしました。



ですので、
約款では、ミサイル、戦争による被害は、保険の対象外としていても、
支払いをする可能性があるということです。



Ａ保険会社が支払いをして、
Ｂ保険会社が支払いをしない
ということは、想定しづらいので、
大規模災害が発生し、保険金を支払っても、
潰れない保険会社を選ぶ
ことも必要ですね。



もうひとつ、
ミサイル被害が発生したり、
戦争が起こると、
株価は乱れます。

これは、投資の世界では、「地政学リスク」と言われるものです。

短期売買、短期利益を求めている方は、
地政学リスクにともなう株価の乱高下に注目する必要がありますが、

１０年、２０年スパンの長期運用をされている方は、
株価の乱高下に一喜一憂することなく、
時が経つのを待つことが賢明とされています。


高い保険、安い保険
良い保険、悪い保険
大きい保険会社、小さい保険会社
気の合う営業マン、気の合わない営業マン
いろいろありますが、
どの保険会社も、
「約款（やっかん）」に基づいて、支払いをしますので、
約款に目を通すことはとても大切ですね。

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