ヒューマンサクセスサイエンスユニバーシティについてご案内しています。

LP認定講師の宮西ナオ子です。

　先日、友人からメールが入りました。

その文面をみて驚愕しました。

友人に許可を得た内容の一部をここに
ご紹介させていただきますね。

それは友人のご令嬢様のことでした。

　彼女は若いシンガーソングライターで、
2019年12月8日にminiアルバムをリリースしています。

昨年の夏にクラウドファンディングに挑戦した結果、
今年4月には、セカンドアルバムの制作を夢見て、
その準備に頑張っていた矢先、
不調で病院に運び込まれ、
ステージⅣのがんと診断されたというのです。　

　大腸がんから肝臓に無数の転移、
お腹のリンパに転移、肺にも小さな転移が確認されて、
もはや手術はできない状態だそうです。

いきなりそのような宣告されて、
どんなに驚いたことでしょう。

それでも自分の歌で元気になってくださる方が
いることを何よりもの喜びと感じ、
落ち込むことなく毎日笑顔で、
4月のアルバムリリースを目指して
すでにレコーディングも終え、今は家族そろって
奇跡をおこそうとさまざまな治療に前向きに
チャレンジしているとのことです。

私としても娘さんのご回復を心からお祈りするばかりです。

　今や二人に一人ががんになる時代です。

1999年11月に創刊された、日本で初めてのがん専門誌
『月刊がん　もっといい日』を皮切りに
私も今までさまざまながん専門誌で取材をしてきました。

当初はがんの告知を本人にすべきかどうかを
議論している状態でしたし、
今や一般的になっているセカンドオピニオンや
インフォームドコンセントについても啓蒙が必要な頃でした。

　私は一人での取材もしてきましたが、
同時にがんであることを記者会見で
カミングアウトした後、その闘病生活で注目されつつ
惜しまれて逝かれた逸見政孝さんの奥様の
逸見晴恵さんとともに多くのドクターや
医療関係者をはじめ、がんサバイバーの方に
話を聞いてきました。

そのような取材ではたとえ末期といわれても、
余命数か月といわれても、
奇跡的な回復を遂げて元気になり
活躍されている方が多くいらっしゃいましたし、
彼らの話に感銘を受けてきました。

時には亡くなる方もいらっしゃいましたが、
死と向かい合っても真剣に生きている姿に励まされたものです。

　例えば博士論文を書いていた頃ですが、
当時は仕事が超多忙で新聞や雑誌などの締め切りに追われ、
本来の仕事ができなくなってしまうのではないかと
不安に思い論文執筆をあきらめようと思ったこともありました。

でもその時も、多くのサバイバーたちの取材から
強い影響を受けて、もし私の余命があと1年だとしたら、
私は何をすべきだろうかと考えました。

すると、今、まぎれもなく女性能楽の研究するのが
私のすべきことだと感じ、
自分の命をこの論文に注ごうと決心したことで、
どうにか無事に完成することができたのです。

本当に自分のしたいことは何か？　
真摯に命に向き合うとき、
見えてくる大切なものがあるのではないでしょうか。
 
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　　　プロフィール
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宮西ナオ子(みやにしなおこ)

生き方研究家・Ph.D.（博士/総合社会文化）、
総合社会文化ライター・作家、
エッセイスト・インタビュアー、女性能楽研究家、
愛玩動物飼養管理士、
アルケミスト認定ユニバーサルヒーラー、
アルケミスト認定アニマルコミュニケーター。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業後、
広告代理店、旅行代理店を経、
トラベルライターからフリーライターに。
環境問題、美容と健康関連、生き方についての
記事を新聞・雑誌・単行本等に執筆・講演。
経営コンサルタントの船井幸雄氏関連の
仕事と産経新聞の夕刊特集担当、
がん専門誌の記事執筆に携わる。
2001年には日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻入学。
2003年修士取得、2006年、女性が演じる能楽について
研究しPh.D.（博士/総合社会文化）取得。
同時に当時注目された書籍
『朝2時間早く起きれば人生が変わる!』や
『男性更年期はリニューアルの時』
『発酵のチカラ』『眠る前の7分間』
『女性と能楽』など関連のテーマで地方自治体、
倫理法人会ほか各地で講演活動などを行う。
また大手企業に「誉める技術とコミュニケーション」
「聞く力」などのセミナーも行う。
2013年、東久邇宮文化褒章受章。
東京新聞でペットと有名人のコーナーを担当し、
アニマルコミュニケーションやエネルギーワークなども学ぶ。



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