「社会科講師の流儀」の管理人である野本が、子供達と関わっている日々の中で、感じていることや気付き、ネタに出来ることなどをお届けします。一日一生の精神で教育に携わっている方は必見です！

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　一日一生【社会科講師の流儀メルマガ】

　No.727 令和4年10月5日

　発行者：野本卓（のもとすぐる）
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○○様


生徒のへの尊敬の念、
あなたは持っていますか？、、、


お早うございます。
社会科講師の流儀、管理人の野本です。


さて、今回の件名。
それを感じさせられることがありました。

小学校１年生の生徒ですが、
今の時期は数の合成、とりわけさくらんぼ計算
についてやっています。

６＋９は、９を４と５に分けて、
６と４を足して１０にして、
１０と５を足して１５にするってやつです。

一応、繰り上がりの計算の基
になる考え方です。


ですが、発達が緩やかな凸凹キッズは
これが苦手です。

まったく何がなんだか分からないんですね。

しかも、これを宿題として持参してきたので、
まぁ大変。


この部分だけを飛ばそうとしましたが、
それは嫌がっているようなので
真正面から教えました。

…そして撃沈しましたΩ＼ζ°)ﾁｰﾝ

分からなくてすねられました。
タイルを使い、もう絶対この答えになるよね、
そんな感じではあったのですが通じませんでした。

「先生の教え方難しい」と言われ、
ケチ付けられました。


じゃあどうすれば良い？と聞きますが、
その答えは返ってこず、
ちょっと険悪な態度を取られ続けます。

宿題は無理矢理終わらせた後、
しばらくワザと席を外しました。

すると、本人自ら私に近寄って来て、
おままごとの道具を取りだし、
色んなものを丁寧に盛り付け始めました。

そして、それは全て私にくれると
言い出したのです。

無事に仲直りしました。


この時ですが、
その生徒を子どもらしいとは思いながら、
私もダメだったなと感じました。

子どもの対応や真摯に向き合う態度は、
間違っているわけではないと思います。

ただ、それが作業的になっていて、
相手に対する尊敬の念が足りなかった
ように感じました。

この生徒のために
まだまだやらなければならないことがある、
そう思いました。


ぶっちゃけ数の概念は、
発達が緩やかな生徒にはまだ難しいです。

先生の力量ではなく、
発達が解決する時もあります。


ただ、今回のことで、
発達の理屈は分かっていますが、
それを飛び越えていける人間になろうと
思いました。

少なくてもそういう人間であろうと
思いました。


社会科が関係ない話ですいません。
ですが、大事なことだと思うので
投稿しました。

では、今日も素晴らしい一日を！


さあ、
今日もベストを尽くして生きましょう。


野本　卓　拝

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★発行人：野本卓（のもとすぐる）★

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