「社会科講師の流儀」の管理人である野本が、子供達と関わっている日々の中で、感じていることや気付き、ネタに出来ることなどをお届けします。一日一生の精神で教育に携わっている方は必見です！

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　一日一生【社会科講師の流儀メルマガ】

　No.933 令和5年11月1日

　発行者：野本卓（のもとすぐる）
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○○様


この癖がある生徒、
成績が伸びない可能性があります。

ご注意ください、、、


お早うございます。
社会科講師の流儀、管理人の野本です。

さて、今回の件名。
プリントやノートを斜めにして置いて書く
生徒っていませんか？

もしいらっしゃるなら、
少し注意が必要です。

なぜなら、それは発達上の問題だからです。


この癖がある生徒は、
非対称性緊張性頸反射というものが残っていて、
上手く発達できていない可能性があります。

原始反射というものの一種で、
通常であれば赤ん坊のころには
上手く統合されているハズのものです。


これが上手く統合されていないと、
身体の左右をクロスさせる動きが
苦手なまま育ちます。

身体の左半身なら左半身、
右半身なら右半身しか上手に使えません。
左右の身体を上手に協調させて扱えないんですね。

場合にもよりますが、
ダンスのような動きが基本は苦手です。


なぜプリントやノートを斜めにするかと
言いますと、

身体の中心の軸から、
右利きなら左半身の領域に、
左利きなら右半身の領域に
越えていかないようにするためです。


そしてこれが勉強の問題になる理由は、
左脳と右脳を片方ずつしか使えない
からです。

左脳は言語分野など、
右脳はイメージなど、
それぞれの役割を果たしています。

片方ずつしか使えないということは、
文章を読んでもイメージはしずらいですよね。

国語の文章題も結構厳しいかも知れませんが、
数学の文章題になるともう意味不明。
そんな感じになってしまうわけです。


その対策は、もしそれらに詳しい人が
近くにいらっしゃるならば、
その人に聞いた方が良いと思います。

一応、簡潔に述べておきますと、

フェンシングや綱引きなどのように、
身体の半分を伸ばして、
もう半分を縮めるような動きを
何度も行うことです。

非対称性緊張性頸反射が、
そのような動きをするためです。
興味があれば、検索して赤ん坊の動きを
見てください。

また、右手で左足をタッチしたり、
左手で右足をタッチするような動きをさせるのも
効果があると言われています。
簡単なダンスにすると良いかも知れません。


いかがでしょうか。

もしこのような生徒がいるならば、
気を付けて見てあげてくださいね。

では、素晴らしい一日を！


さあ、
今日もベストを尽くして生きましょう。


野本　卓　拝

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