「社会科講師の流儀」の管理人である野本が、子供達と関わっている日々の中で、感じていることや気付き、ネタに出来ることなどをお届けします。一日一生の精神で教育に携わっている方は必見です！

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　一日一生【社会科講師の流儀メルマガ】

　No.1022 令和6年5月23日

　発行者：野本卓（のもとすぐる）
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○○様


はっ！？何言ってんの？、、、

お早うございます。
社会科講師の流儀、管理人の野本です。


さて、今回の件名。

これ、食料安全保障のために、
政府が進めようとしていることです。

そういえば以前、岸田総理が
「強い農業」のようなことを
言っていた気がします。
(ちょっと違いましたか？)


ちなみに食料安全保障とは
なんとなく意味が通じると思いますが、

平時でも有事であっても、
食料をきちんと供給出来るようにする
という概念です。


そのために輸出を強化するとは、
つまり供給能力を伸ばすということ。

一般的にはそうとらえることが
出来るでしょう。


しかし、一つだけ言えるのは、
何を輸出するのでしょう？
ということです。

世界的に見て食料の輸出大国は、
基本的に食料自給率が高い傾向
があります。

そもそも、国内で余っているから
外国に販売できるわけです。
アメリカあたりが代表格ですよね。


逆に発展途上国も
同じく食料を輸出していますが、

これは、安定した産業がまだなく、
それでも需要があるものを生産して
外国に向けて販売することで、

国内を少しでも潤わし、
経済成長を促すためです。

色んな要因もあるでしょうが、
発展途上国では豊富な食料が
国内に行き届いているとは言えません。

矛盾しているところはありますが、
貧しいからこそ輸出している
という状況です。


では、現在の日本が食料の輸出を
強化するということは、
どちらかというと発展途上国に
近い形ということになります。

そもそも自国の食料自給率を
しっかりさせるのが先決でしょう。

さらに言えば、
輸出大国が生産した食料は安いので、
現在の日本では太刀打ち出来ない
と思われます。


…ということを現在の政府は
やろうとしているのですが、

現在の日本では、食料安全保障のために
輸出を推進するというのは
成り立たないでしょう。

どう考えても食料自給率を上げる
ために政策を打ち出すべきです。


○○様はどうお考えでしょうか？

なんか、ここまでトンチンカンだと、
ギャグでやっているのかなと
思ってしまいますが…。
(ちょっと失礼ですね。)


では、素晴らしい一日を！

さあ、
今日もベストを尽くして生きましょう。


野本　卓　拝

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