所どころさんことふな虫こと船田弘の無料メルマガ。タイトル通りあくまで「普通の生活をややおもしろくする」のが目的ですから、セレブリティな生活者は対象外です（笑）また「劇的におもしろく」してしまうとおそらくリバウンドが起こるので、「ややおもしろくする」ことで「小さな生活の花」となるような話題を毎日書きます！コーヒー、音楽、占い、ビジネス、心理、クリエイティブ方面のことを、端的にお届けすることを割と誓います！

虫の知らせ～普通の生活をややおもしろく～

238通目

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おはようございます！
ふな虫こと所どころさんこと船田弘です。



某アイドルグループが活動休止を
表明したとかで。



業界再編と言いましょうか。


暦を読んだりしていても、


そういう流れはますます進んでいく
流れだよなあ…


と思ったりしています。


ここ数年で生まれたそういう類の話は、
2020年くらいまで続きそうです。


別に芸能界だけの話ではなくて、

企業買収やら経済の話だけでもなくて、

元号や政治の話だけでもなくて、

いろいろなところで再編の流れのようです。



ま、あくまで暦の話ですので、耳半分に！




さて、



「あなたが嫌いな人はあなたに似てる説」



という話を書きたいと思います。



今さらなのですが、わけあって今、



「ノルウェーの森」　村上春樹



を読んでいまして。



実は苦手な作家さんだったので、
食わず嫌いしていた所があるのです。



私は同じ村上さんでも、



「村上　龍」さんの方のファンでして（笑）



龍さんの作品は、
そりゃあもちろん多種多様なんだけれども、

「ドラッグセックスロックンロール」

みたいな世界を描き切っている素晴らしさが
ある気がしていて。


青春時代は、作品に出てくるドアーズとか
ベルベットアンダーグラウンドとか
のＣＤを買い集めたりもしたほどで。


10代の男がみんなロックを聞くように
憧れる感じがあったわけです、
龍さんの作品には。（特に初期の作品）


生真面目野郎だった私のくせに（笑）



一方、春樹さんの方はというと、


まさに正反対にいるようなイメージで。


私には表現が詩的すぎて、美しすぎて、
どことなく優等生感のある作品という
偏見がありました。



ちょっと読んだだけで食わず嫌いしてたのです（苦笑）



で、たまたま「とある企画」に参加することになりまして。

そのきっかけで、改めて村上春樹さんの作品を
読むことにしたわけなのですが。

（この企画内容はのちにまた紹介いたします）



まだ上巻を読み終わっただけなのですが……




す、す、すでに……




「マ、マジでスバラシイです……」




本当毛嫌いしていてごめんなさい。




もちろん確かに、



詩的で、美しくて、優等生的……



とも言える気はするのですが。



「詩的で美しい世界を描けること」



の素晴らしさを、受け入れられる
年齢になったと言いましょうか。



「無頼派より正統派である方が難しい面もある」



こともわかるようになった年の功とでも
言いましょうか（笑）



で、私が思うのは、

憧れと言うのはそもそも


「自分にないものに抱くもの」


なのかもな？


ということ。


平たくいうと「ナイモノネダリ」？



私が龍さんの作品に憧れたのは、



「真面目人間が不良に憧れる」



みたいな面も強かったかもなあと。




逆に、


幻滅とかって、




「自分と似た部分に抱くもの」




なのかなとか思ったわけです。


鏡に映った自分を見るようなもので。


詩的で、美しく描きがちで、
優等生っぽいのはつまり、

私自身のことだったんだろうなと（苦笑）



つまり、大先生たちを引き合いにして
恐縮なのですが……



私にとって龍さんは別類で、春樹さんは同類。



だから龍さんに憧れて、春樹さんを毛嫌い
していたのかなあとか思ったわけです。



だからもしあなたにも、


もう半ばアレルギーのように



「この人なんかいやだ～～！」



という人がいたら、



「あなたに似た部分がある可能性が高い」



気がするのですよ、残念ながら（笑）



「あいつ、なんかチャラくてイヤ！」

＝実はあなたも軽くチャラい



「あいつの言動がムカつくんだけど！」

＝実はあなたも口が悪い



「二股なんて許せない！」

＝実はあなたにも複数○○○願望が…（自粛）




「きゃ～耳をふさぎたい～」

「いや、そんなことはない！」

「純粋に嫌いなのです」



という方もいるでしょうね。



別にそのままでいいのですよ（笑）



私だって40になってようやく、毛嫌いへの
雪解けがおとずれたわけですから。


なかなかデリケートな面もありますしね。
そう簡単にはいかないでしょう。
自分じゃなくなるような面もあるかも
しれませんし。



でもできてしまうと清々しいものです。



子どものころは全然食えなかったのに、
大人になって食べ慣れてしまうと、
むしろ今は好物みたいな……

ちょっと不思議な気分です。



春樹さんありがとう

龍さんもありがとう



私にとってお二方は両巨頭です。



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