PD Cafeの仲間達への情報発信

PDitのメルマガにご登録のみなさま、
こんにちは。

PDitスタジオ銀座の山口祐弥です。

今回のメルマガのテーマは

「パーキンソン病のお薬について」

です。

パーキンソン病の治療において、
お薬は非常に重要な役割を果たします。

ただし、その種類はいくつもあり、
それぞれに特徴があります。

お薬の種類を知ることで、
ご自身に合った治療や副作用への対処が
より正しくできるようになります。

パーキンソン病のお薬は、
大きく分けて以下のようなものがあります！


L-ドパ製剤

商品名：メネシット、ネオドパストン
特徴：ドパミンを直接補充する中心的な薬です。
症状改善効果が高く、特に運動症状に効果的です。
副作用：長期使用で効果の変動（ウェアリングオフ現象）や不随意運動（ジスキネジア）が起こることがあります。

ドパミン・アゴニスト

商品名：ビ・シフロール、レキップ
特徴：脳内のドパミン受容体を直接刺激します。
副作用：吐き気、めまい、眠気などが起こることがあります。
まれに衝動制御障害や突発的睡眠発作が現れることもあります。

MAO-B阻害薬

商品名：エフピー、アジレクト
特徴：脳内でドパミンの分解を阻害し、ドパミンの作用を延長します。
副作用：一般的に副作用は少ないですが、
不眠や頭痛が起こることがあります。

COMT阻害薬

商品名：コムタン、スタレボ（L-ドパとの合剤）
特徴：L-ドパの分解を抑制し、その効果を持続させ、オフ時間を短縮します。
副作用：下痢や尿の変色が起こることがあります。
まれに肝機能障害の可能性があります。

抗コリン薬
商品名：アーテン、アキネトン
特徴：アセチルコリンの作用を抑制し、ドパミンとの不均衡を改善します。
副作用：口渇、便秘、尿閉、霧視などの自律神経症状が現れることがあります。
高齢者では認知機能低下のリスクがあります。



これらの薬剤は、
それぞれ異なる作用機序と
特徴を持っています。

L-ドパ製剤は効果が強い一方、
長期使用で副作用が出やすくなる
可能性があります。

ドパミン・アゴニストは副作用が
比較的少ないですが、
効果はL-ドパほど強くありません。



お薬の種類や特徴を知ることで、
以下のようなメリットがあります：



- 医師へ詳しく症状や治療について相談できる
- 副作用が出た際に適切に対処できる
- 服薬スケジュールの管理が容易になる



このように、お薬について知ることは、
お体をより良い方向に向かわせるためにも重要です。


さて、今月後半にはPDit主催で


「パーキンソン病の薬と上手な付き合い方」

をテーマにしたオンラインイベントを開催予定です。


「お薬についてもっと詳しく知りたい」
「副作用への対処法を学びたい」
「医師とのコミュニケーションをうまくとりたい」


という方は、ぜひご参加ください。

↓ イベントの詳細と申し込みについてはこちら ↓

【イベント情報】

タイトル：「パーキンソン病の薬と上手な付き合い方 – 基本知識から医師とのコミュニケーションまで –」

日時：8月22日（金）15:30～17:00

参加方法：テレビ通話ツールZoom　によるオンライン開催

参加費：無料

イベントの内容：
・パーキンソン病の薬についての講義　　　　　　　　　　　　　 40分程度
・参加くださった方同士でのグループワーク
　テーマ　薬の管理方法や医師との対話について　　　　　　　　 40分程度
　（画面をOffにして聞き専門もOK！）　　　　　　　


このイベントでは、専門家による講義や
参加者同士の情報交換を通じて、
薬との付き合い方についての理解を深めていただけます。


日常生活をより快適に過ごすための
ヒントも見つかるかもしれません。


ぜひ、この機会にご参加ください。

皆さまとお会いできることを
心よりお待ちしております。


お申し込みは以下のリンクから：
https://forms.gle/FrYkbY7xvM9grZWC7


※Zoomの使用方法が不安な方も、ご安心ください。
参加方法の説明資料をお送りします。


ーーーーーー

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。


皆様の健康と笑顔のために、
PDitスタジオは今後も
情報発信を続けてまいります。


PDitスタジオ 山口祐弥
（資格：認定理学療法士、保健学修士）

配信停止はこちら
解除専用ページURL
メールアドレスの変更はこちら
変更専用ページURL