夢を叶えたいあなたに伝えたい　魔法のことば バイリンガルえほんよみきかせコーチのいしいふみです。 これからGRITをお伝えしていきます！ 一緒に夢を叶えましょう

お久しぶりです
読み聞かせコーチ、石井ふみです。

今回は、私の新刊を紹介します
冒頭部分だけ＝＝＝＝＝＝＝＝

「英語を読めますか？」

あなたは、この英語が読めるか？と、ネイティブから質問をされたことがありますでしょうか？日本人がなぜこれほど英語を読めていないか、なぜ英語を話せていないのか。その理由を明らかにします。今まで語られてこなかった『衝撃の事実』とはなにか、それを明らかにするために寝る間を惜しんで筆を取ります。答えを先に言ってしまいますが、それは「読めるかどうか質問された経験をしたことがない」からです。シンプルでわかりやすいですね。私は、７歳だったころに両親によって周りが英語しか話せない環境に放り込まれています。そこで受けたのが、英語を読むための練習でした。

まず、自己紹介をしましょう。私は日本人家庭に生まれて、もともとは兵庫県西宮市、大阪府箕面市、そこから兵庫県は六甲山の近くに住んでいたごくごく普通の女の子でした。７歳のときに父の転勤について家族で渡英し、海外子女として日本語補習校へ通いました。平日は公立の小学校に英国人の子どもたちに混ざって生活していたのです。ロンドンには、３年半住んで東京に戻ってきました。今は、結婚もして二人の息子の母親となっています。バイリンガルとして、日本人向けに英語を読めるようになる「バイリンガル絵本よみきかせ英語教室」を開いています。なぜ絵本か、という話をする前に、つまらない体験談を書きます。というのも、バイリンガリズムというものは、なかなか獲得しづらいものだからです。しばらくお付き合いください。

さて、昭和の時代に戻って、私が７歳のとき体験した「英語の読めない日本人」は、どういうものだったかを説明します。この体験を私はラッキーでしたと言えません。毎日がブートキャンプなわけですからあまり人に言わないことにしていますが、せっかくお読みくださっている皆様には英語を上達するための、秘訣を教えちゃいましょう。それは「話すか、話さないか、まずは、それ。」なわけです。

私は連れてこられた英国ロンドンで、３ヶ月間かけて生まれてはじめて言葉の通じない苦しみを味わいます。当時、私は７歳から８歳になったばかり。日本人の女の子が英語しか話せない環境に放り込まれますと、死にものぐるいになって聞き取れないし、通じない相手とコミュニケーションを図ろうとするわけです。当時は、私はそんな環境になったことを不幸と感じていました。というのも、想像してみていただけるでしょうか。たった７歳、親の事情で連れてこられたロンドン。大好きな日本のアニメ番組が流れるテレビも、好きな歌手、何もかもない。そんな不幸ってあるかしら。はっきりと自分は哀れな子だと信じていました。これこそが、実は『衝撃の事実』なのです。つまり、日本人がバイリンガルになるためには、通じない相手と必死にコミュニケーションを図ろうとしなければ、英語はいつまでたっても読めないし、話せないままです。

ここで少し、神様の話をしましょう。全能なる神、イエス・キリストのお父さんです。かつてこの世界はたった一つしか言葉がありませんでした。バベルの塔を建てた人間を神様はお怒りになられて、人間同士で通じる言葉を複数にし、通じなくしておいしまいになったという話が聖書にあります。さて、私の話ばかりで飽きさせてしまうかもしれませんが、せっかく通じるようになった英語を得た私は、１２歳のときに人間らしい生活から再び、まったく話せなく、読めなく、通じなくなった日本語だけの生活に戻されました。私は、信じられませんでした。なぜって、日本語を話す環境にもどされるなど想像していなかったから、日本語補習校なんて行く必要がないと思っていたからです。人間って本当に愚かです。

今度は中学２年生で、英国に旅行します。当時、ロンドン行きの便は直行便がありませんでした。ヒースロー空港では家族づきあいのあった日本人の一家が迎えてくれますが、それまで十数時間ひとりで飛行機に乗りました。なんとしてでも帰らなくては、そう思いながら、アンカレッジの大きな白い剥製のホッキョクグマを見上げながら給油を待っていました。そして、旅行先のイギリスが私の住むべき場所ではないことを理解しました。あれからずっと私は日本語の勉強をしています。神に背いた罰を受けて、バイリンガルになったのです。

当時の私が祖国と慕っていたイギリスに、いるべきはずの家族が誰も「いてへん」かったわけです。当たり前のことなのですが、もともと住んでいた家には誰か違う人が住んでいました。道を挟んだ向こうに住んでいたジョン・モアという優しいおじさんが鍵を開けてくれて中に入れてもらった家の中は、違う色の壁、家具、何もかも変わっていて、初めて衝撃を受けました。もう、帰る場所はないことを理解し、絶望した瞬間でもあります。「もう、あかん」と当時言ったとか言わないとか。今でも覚えているのですが、その晩、通り一本向こうの親友にあずけられ、寝る前にさめざめと泣いていました。もう帰る場所はないと、そう気付かされた人生最悪の瞬間でした。それでも私は諦めませんでした。日本語に帰って、帰国子女教育をうけながらバイリンガルになろうと英語を忘れない努力を重ねたのです。

子育てをしながらバイリンガル子育てについても必死に学びました。そこで出会ったのが、翻訳です。現在私はバベルという翻訳を専門とした大学院に通っていますが、バイリンガリズムは、極めると翻訳につながっていることがわかりました。

もちろん、翻訳をしろとかバイリンガリズムを学べ！と言うつもりはありません。ですが、もしもあなたが日本人で英語を話せない、読めないのだとしたら、有効な方法があります。私のような苦労をしなくても、バイリンガルになることができます。（つづく）

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続きは読めなくなりますが、またどこかで
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