中小企業経営者のお手伝いをしている中で、 「資金繰りに悩む社長」をたくさん見てきました。 そうした経営者様を少しでも救う為にこのメルマガを始めました。 週1回の簡単なメルマガで少しずつ 財務や資金繰り・資金調達に関する知識や 最新の融資制度について発信することで、 社長の資金調達の悩みが解決できれば幸いです。

週1回読むだけで資金が貯まる会社になるメールマガジン

2024年中小企業はこう生き残る!

2024年01月08日

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週1回読むだけで資金が貯まる会社になるメールマガジン
Vol.66 *2024年1月8日配信号*
発行:越阪部龍矢(OSA行政書士事務所)
毎週月曜日配信
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○○さんこんにちは!
越阪部龍矢です。
今日もお読み頂きありがとうございます。

今回は、旬なテーマの
「2024年中小企業はこう生き残る!」
というテーマについてお話させて頂きます。

▼増える倒産件数、渋られる融資▼

先日、こちらの動画にて
2023年の中小企業の倒産増加について
お話をさせていただきました。

https://www.youtube.com/watch?v=8cO90UNg6Bc

ものすごーくざっくりいうと、

・コロナ融資の返済が始まり、
・追加融資に対しても銀行が渋るようになり、

これまで銀行依存で生き延びていた
企業がどんどん潰れているというのが、
2023年の中小企業を取り巻く現状です。

実際、皆さんの周りにも多いのではないでしょうか。

・コロナをきっかけに(実はコロナ前から!?)
 営業赤字が続いており

・B/Sを見ると当然債務超過

・借入金が月商6ヶ月以上あって借入過多
(ただし据置期間中でまだ返済のダメージなし)

・これまで融資と補助金・助成金で
なんとか繋いで生き延びてきた

・・・みたいな企業さんです。

当然なかなか周りに言えませんが、
僕の感覚では、
実際はかなり多いと思います。

僕も相談をいただく企業のうち、
多くはこのような傾向の会社さんです。

▼もう、国に頼るのは危ない!!▼

こんな企業さんですが、
これまでは国に頼ってなんとかなってきました。

・コロナ融資
・雇用調整助成金
・持続化給付金
・事業再構築補助金

などなど、国の支援策も手厚かったからですね。
(財源はどうするんだと思いますが・・)

ただ、今後は国の支援策も
そこまで期待できません。

コロナ関連の給付金は終わりました。
補助金も従来のようにコロナ禍で
苦しむ企業を救うものではなく、
成長している企業がもっと成長するよう
補助をするものへと趣旨が変わってきています。

融資も以前のように
バンバンコロナ融資が出る時代ではありません。

このような時代に突入して、
中小企業は自力で再生していくしか道はありません。

銀行も付き合いの深い中堅企業の支援は
積極的にしてくれますが、
世の中9割以上の中小企業に対しては
手厚い支援はしてくれません。

なので、自力でなんとか収支改善を
していかないといけないんです。

▼収支改善のステップ▼

ではどのように収支改善していくかというと、
僕が顧問先企業の支援に入らせていただくときも
同じやり方ですが、まず第一に
現状の資金繰り状況の把握が必要です。

最初のステップとして、

・現状何にいくらお金が入っているのか
・何にいくらお金が出ているのか

これを明確に掴めるようにならなくてはいけません。

現状がわからないのに、
対策も打ち手も立てられないからですね。

実際、会社のリアルなお金の動きが
タイムリーに把握できている会社さんって
どの程度あるでしょうか?

僕も仕事柄、年間200社以上の
資金繰りの相談を受けてきましたが、
資金の流れをちゃんと自社で管理できていた
企業さんは片手で数えるほどでした。

よく、
「税理士さんにお願いしているから大丈夫!」
という社長さんもいますが、

いざ社長さんと試算表を一緒に見ながら
「○○費がこんなに多いのは何でですか?」
と聞いても、

「いやー税理士さんに任せててわからなくて・・」
「細かいところは私も把握していないです・・」

という社長さんが多いです。
これだと、せっかく試算表を作っていても、
経営に活かせないのでもったいないですよね。

まずは現状を知る。
現状の入りと出をしっかり把握して、
その上でどこをどのように変えれば
資金が貯まるのかを考え、行動を考えていく。

こういったステップで
収支改善に取り組んでいくんです。

実際に僕が顧問先企業の支援で
うまくいった事例など、
これからメルマガやYouTubeなどで
共有できればと思います!
また今後もご愛顧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼編集後記▼

みなさん、
発想を広げるコツってご存知でしょうか?

最近思ったのですが、
『あえて制限を設けることで発想が広がる』
ってことありませんかね?

人間、選択肢が多い状況だと
自由すぎで逆に思考停止してしまうと思います。

迷ったときは『制限を設ける』ことで
いい考えが出てくるかもしれません。

たとえば、大喜利なんかいい例ですよね。

『世界一やさしいヤンキーの、
特攻服に書かれた文字は?』

板尾さんが審査員をやっていた
NHKの「ケータイ大喜利」で出されたお題です。

これも、
「ヤンキーの特攻服に書かれた文字は?」だと
考えるのはなかなか難しいですが、

「世界一やさしいヤンキーの」
という『制限』があることで、
逆に考えやすくなって発想が広がります。

別の例でいうと、
デートで行くレストランを考えるとき、

「どこでもいいよ」と言われるより、
「東京駅周辺の中華で落ち着いたとこで」

と言われた方が色々調べやすくて、
結果として良い選択肢も多く見つけられますよね。
男性陣は深く分かっていただけると思います。笑

このように、
『制限を設ける』ことで発想が広がり、
結果として選択肢が多く出てくると思います。

こう考えると、
『財務』の役割って、『制限を設けること』だと思います。

自社の資金繰りに問題があったとして、
何もないところから「資金繰り改善しないと」と
考えても、自由すぎて何も答えは出ません。

そうではなく、問題点はどこにあるか

・売上なのか
・原価なのか
・販管費なのか
・サイトなのか
・棚卸資産なのか
・借入返済なのか

・・・などなどフォーカスするべき点を見つけて、
さらにいえば売上にしても

・客数なのか
・客単価なのか
・リピート率なのか

など、徹底的に数字から考えて
どこを変えるのが効果的かを決め(=制限を与え)

・客単価が●%UPすれば会社に残る資金は●●円増える
 ↓
・客単価を●%UPするために考えられる方法は??

と打ち手を考えていくわけです。
ここまでくれば、大喜利のお題と一緒で考えやすいですよね。

こういったように、あえて発想に『制限』を作り、
考えを膨らませることも財務の役割かと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読み頂きありがとうございました。
今週も頑張っていきましょう!

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