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経営者のためのZEI-Kメルマガ

【ZEI-Kメルマガ】節税商品に対するスタンスは人それぞれ

2025年08月18日

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【経営者のためのZEI-Kメルマガ】Vol.197
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○○さん、おはようございます。
京都の税理士、加藤博己です。

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★先週のブログ記事
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相続税申告、税理士なしで大丈夫?自分でやる前に知っておきたい3つの壁
https://katoh-tax.com/2025/08/17/inheritance-tax-return/

クラウド会計導入で失敗しないために-「入力作業を減らす」視点を持つ重要性
https://katoh-tax.com/2025/08/14/cloud-accounting-3/

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■今週のコラム:
節税商品に対するスタンスは人それぞれ
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少し前まで節税商品として
暗号資産のマイニング機器がありました。

中小企業経営強化税制という制度があるのですが
この制度を使ってマイニング機器に
特別償却(即時償却)または税額控除を
適用して税金を減らすというものです。

この節税策については、今年の4月以降
制度の対象外とする改正がされたため
節税商品として使うことはできなくなりました。

その一方で最近では、AIデータ処理量が
増加していることに目をつけて
GPUサーバーという商品を同じような目的で
販売しているケースがあるそうです。

税制については、よく
「イタチごっこ」
という表現が使われます。

「この使い方は、本来目的としているものと違う」
と国が判断したものについては
法律を改正して使えないようにするのですが
少しするとその抜け穴をつくようなモノが
世の中に出てきます。

先ほどのGPUサーバーも、そのうち適用対象から
除かれることになるのだろうと思います。

そもそも即時償却って、固定資産を購入した年度に
全額を経費にできるというものです。

ただ、固定資産であっても、耐用年数が経てば
全額費用として処理できます。

個人的には「節税」というより
税金の先送りに過ぎないと考えているのですが
使いたいという方は一定数いるのでしょう。

私自身はこのような考え方をしているので
マイニング機器のような「節税」を
お客さまに勧めることはしていません。

その一方で、塞がれるまでは有効だし
目先の税金を少しでも減らすべきという考え方で
積極的に勧めるスタンスの方もいるのでしょう。

それはそれでひとつの考え方として
否定するつもりもありません。

ただ、税理士を選ぶ際に、税理士ごとに
こうした考え方の違いがあるというのは
知っておいた方がよいかもしれません。

「お金をいくら使ってもいいから、
 とにかく節税提案をして欲しい」
と考えるのか
「そうした提案はして欲しくない」
と考えるのか。

後者の方が節税提案に積極的な税理士を選ぶと
「あの先生、保険の契約ばかり勧めてくる」
みたいな不満が溜まることになりかねません。

何ごともスタンスは人それぞれ。

だからこそご自身にあう方を探す際の
ひとつの基準として「節税」へのスタンスを
確認してみてはいかがでしょうか。

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編集後記
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先日、伏見稲荷大社まで散歩してきたのですが
境内を歩いていても聞こえてくるのは外国語ばかり。

こうした観光地に来ると
「ここって日本だったっけ?」
と錯覚しそうになるときがあります。

経済的に地元が潤っているのであれば
よいのですが、交通機関の混雑など
「オーバーツーリズム」
の問題も無視できない状況になっていると感じます。

「観光」と「生活」のバランスとるのって
難しいのですが、きちんと対策しないと
いけない時期に来てるんでしょうね。

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発行人:加藤博己
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