ベランダ(バルコニー)発電ガラス【Able通信1018】
項目2
○○ 様
お世話になっております エイブル株式会社の榎原です。
※当メールは展示会場等で名刺交換をさせていただいた方、過去に弊社へお問合せをいただいた方にお送りしております。
「ベランダ(バルコニー)ペロブスカイト発電ガラス」の主な特長は、従来の太陽光パネルの課題を克服し、
建物のデザインと調和しながら発電できる**「建材一体型(BIPV)」**である点に集約されます。

特にベランダ(バルコニー)などの建材として活用する上での特長は以下の通りです。
1. デザイン性・設置場所の自由度が高い
建材一体化(BIPV):ガラスそのものが発電機能を持つため、ベランダ(バルコニー)の手すりや窓として建物の外観に自然に溶け込み、景観を損ないません。
透過性・デザインの調整が可能:レーザー加工技術などにより、発電部分の集積率を変えることで、透明度やグラフィックパターンを自由にカスタマイズできます。
ベランダ(バルコニー)の手すりなど、透過性を抑えて発電効率を重視する場所にも対応できます。
新しい設置場所の創出:従来の太陽光パネルでは設置が難しかった、都市部のビルの窓や壁、ベランダなど、垂直面での設置が可能になり、太陽光発電の導入場所が大幅に拡大します。
2. 軽量・薄膜
軽量性:ペロブスカイト層は非常に薄いため、従来のシリコン系太陽光パネルよりも大幅に軽量です。
これにより、耐荷重が低い建物や、ベランダのような構造物にも設置しやすくなります。
柔軟性(フィルム型の場合の特性):ガラス型は建材としての強度が必要ですが、ペロブスカイト太陽電池自体の特性として、
薄膜で柔軟性があるため、製造工程での取り扱いやすさにつながります。
3. 発電特性・効率
低照度での発電:曇りの日や朝日・夕方など、光が弱い環境でも発電しやすい特性があります。
これにより、東西に面したベランダでも、電力需要の多い朝と夕方の発電量増加が期待できます。
高効率:実用サイズでの変換効率が、従来のシリコン系太陽電池に匹敵する、あるいは同等以上の水準に近づいてきています
(開発中の一部のプロトタイプでは18%超の報告もあります)。
4. 製造・環境面
低コスト・低エネルギー製造への期待:塗布や印刷といった簡便な製造プロセスが可能になるため、将来的な低コストでの大量生産が期待されています。
また、製造時のエネルギー消費量も従来の太陽電池より少ないため、CO2排出量の削減にも貢献します。
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