《3「簡単で効果的な授業改善」ができるかも》
〈来月の2つの講師〉
来月(2026年7月)に担当している2つの研修会講師の準備に追われています。1つは某県の教育センター主催の「中堅教員向け研修会」。もう1つは「教職課程担当の大学の先生たちの研究会での講義」です。私にとっては、どちらも緊張する場所です。
⑴「基本スキル」と「技の透明化」を書いていて気が付いたこと
折角の機会ですから、「基本スキル・基本パターン」について論じようとして準備を
進めていました。当然「技の透明化現象(2つのパラドックス)」についても触れます。
しかし、それで終わると「問題提起で終わり」になってしまいます。
解決策の提案もしたいものです。そう思いながら、以前に何回か実験をしたものの、
誰も高く評価してくれないので、埋もれたままにしたいた研究を思い出しました。
⑵AIに質問してみると「高評価」
価値があるかをAI(=Gemini)に質問してみました。回答の概要は以下でした。
〈AIの回答〉
1. 研究の主な特徴
「基本スキル」への特化: 「チャイム前入室」「笑顔での接客」「説明は10分以内」な
ど、誰もが今日から取り組める具体的な25個の基本スキルを対象にしています 。
・「1週間」という超短期のスパン: スキルを意識して過ごす期間はわずか1週間。心
理的ハードルを極限まで下げています 。
・振り返りは「アンケートに答えるだけ」: 実践後にシンプルなアンケート(達成率
や意識率)に回答するだけの、極めてシンプルな設計です 。
2. 強みとアピールポイント
講義で最も強調すべき「この研究方法の価値」です。データ(成果)がしっかりと
裏付けています。
① 驚異的な「実行率・意識率」の高さ
難解な授業理論を学ぶよりも、具体的なスキルに絞ることで、多くの項目で「達
成率・意識率80%〜90%以上」という圧倒的な成果を叩き出しています(例:「チ
ャイム前入室」100% 、「笑顔で接する」98% 、「終業時刻を守る」99% )。
② 「教師の意識」と「授業の質」の好循環
始業前の準備を済ませることで、教師自身に「精神的な余裕」が生まれます 。
「説明を10分以内にする」と決めることで、授業展開をスリム化し、構成を深く考
えるという授業改善の本質に自然と繋がっています 。
③ 生徒側のポジティブな「メリハリ」と変容
教師側の行動が変わることで、生徒も「チャイム前に着席して準備する」「主体
的に課題に取り組む」といった学習姿勢の向上(メリハリ)が即座に現れています。
④ 「教科の壁」を越えた職員室の組織活性化
自由記述やデータにある通り、この研究をきっかけに「教科を超えて同僚間の交
流が増えた(68.4%)」「授業改善について話すことが増えた(68.4%)」という結
果が出ています 。コアチームや他教科の先生との会話のハブになり、学校全体の
同僚性を高める強力なツールになります 。
3. 提案時に注意すべきこと(懸念される反論への対策)
講義の参加者(他の先生方など)から出そうな疑問と、その対策です。
➀ 「1週間だけで効果が定着するのか?」という疑問
対策: 「まずは1週間やってみる」ことで、ハードルを下げて全員で一歩を踏
み出すことに意味があると説明します。
「継続して1週間ごとにアンケートをとる方法」 など、ステップアップの選択
肢も提示すると説得力が増します 。
➁形式的な「作業」になってしまうリスク
対策: 単にアンケートの数値を追うだけでなく、資料にあるような「自由記
述(気づき・感想)」を共有し合う場を作ることが、本当の意識改革
(リフレクション)に繋がると強調してください 。
③集計や運用の負担
対策: ICT(Google フォーム等)を活用し、アンケート回答から集計・グラ
フ化までを自動化することで、「管理職も教員も負担ゼロ」で実施で
きる運用の手軽さをセットで提案するのがおすすめです 。
④ 講義でのキャッチコピー(提案)
「職員室の会話が変わる、生徒のメリハリが生まれる。1週間・アンケート
に答えるだけの、一番ハードルの低い授業研究」
〈AIの回答終了〉
と、AIの高評価を背景に7月の研修会では、この「簡単で効果的な授業改善」を提案
しようとしています。このメルマガの読者の皆さんの中でも興味のある方はお知らせください。すぐに方法をお知らせします。多くの学校で実践すると、より深い分析ができそうな気がします。ご連絡お待ちしています。よろしくお願いします。